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第40期ユニバーサル杯女流名人戦第1局(里見香奈名人VS清水市代女流六段) [将棋]

1月に復帰したばかりの里見女流名人がタイトル防衛に挑みます。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

里見女流名人は、タイトル戦まで2局の対戦がありました。
女流王位戦の挑戦者決定リーグで、中井広恵女流六段戦、室谷由紀女流初段戦ともに勝利し、上々の滑り出しだと思います。
ただ、インタビューを見ると、体調自体は休場前から変わっていないとのことで、復帰戦でも頭痛で対局中にクラクラした場面もあったようです。
長期休場明けというと宮田敦史六段ですが、宮田六段は2年9ヶ月もの長期休場を経験していますが、復帰前に研究会を複数掛け持つなど精力的にトレーニングをすることで、復帰初年度に勝率1位を記録しています。
里見女流名人は体調は万全でなく、したいと思っている取り組みもできていないそうなので、本当に手探りでの復帰となりそうです。
体調不良の原因不明とのことなので、何の病気なのか分からないのかもしれません。
彼女は将棋界の宝ですので、ぜひとも無理せずに活躍をして欲しいとと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/41/joryumeijin201501180101.html

ということで、将棋です。
第1局の先手番を引き当てたのは里見女流名人です。
振り飛車党からオールラウンダーに変貌した里見女流名人ですが、相手は純粋居飛車党である清水女流六段なので、ここは素直に振り飛車に構えます。
中飛車から手損をして角交換するのは違和感がありますが、前田流と呼ばれる形で、五筋の歩交換をしやすくする意図だそうです。
里見女流名人は手損をいとわず、後手を揺さぶりながら銀を引いて玉を固めます。
相手に伸ばさせた歩を負担にさせて揺さぶりをかけ、相手が攻めてきたら駒を埋めてしっかりまもる。
まるで大山十五世名人のような指し回しです。
じっくりと少しずつ優勢を拡大していき、端から反撃してきた後手をいなすようにして玉の逃走経路を空けていきます。
先手玉が捕まらなくなったところで、挑戦者の清水女流六段の投了となりました。
後手玉は金銀三枚で守られていますが、歩切れで先手の攻め駒が迫っているので、粘りがきかないと判断したのかもしれません。

これで里見女流名人は復帰3連勝です。
第2局は1月25日(日)に、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます!
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