【書評】城山三郎『運を天に任すなんて』 [書評]
中山素平の半生を素描した伝記です。
中山素平は明治39年に生まれ。日本興業銀行への入行以来、終戦による廃止の危機を乗り切るなど若くして活躍し、20年以上も理事~頭取を務めた人物です。
いかもの城山三郎が好みそうな人物で、その交渉術は粘り強く、人心を掴むのが巧みで、公平で筋を通す爽快な人生を歩み続けます。
本書執筆時、中山素平は存命していて(平成17年 99歳で没)、城山三郎が度々中山氏と会ったときのエピソードが盛り込まれています。そうした意味で、現在進行形の伝記だったといえるかもしれません。
城山三郎らしい作品だと思います。
中山素平は明治39年に生まれ。日本興業銀行への入行以来、終戦による廃止の危機を乗り切るなど若くして活躍し、20年以上も理事~頭取を務めた人物です。
いかもの城山三郎が好みそうな人物で、その交渉術は粘り強く、人心を掴むのが巧みで、公平で筋を通す爽快な人生を歩み続けます。
本書執筆時、中山素平は存命していて(平成17年 99歳で没)、城山三郎が度々中山氏と会ったときのエピソードが盛り込まれています。そうした意味で、現在進行形の伝記だったといえるかもしれません。
城山三郎らしい作品だと思います。
ご訪問,nice! ありがとうございます!
by Ganchan (2016-12-27 12:07)
>Ganchanさん
こちらこそご訪問、niceありがとうございます!
by サイトー (2016-12-28 04:11)