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第4期加古川清流戦第1局(藤森哲也四段VS石田直裕四段) [将棋]

若手の登竜門といえるトーナメント棋戦です。


【加古川清流戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/

加古川清流戦は、チェスクロックを使用する珍しい棋戦です。
通常の棋戦は1分未満の考慮時間は切り捨ててですが、チェスクロックだと秒単位で消費されるので感覚がかなり違います。
藤森四段も石田四段も、若くして戦術書を記しています。
こうした依頼がくるということは、玄人筋にはすでに戦術家として認められているということだと思います。
藤森四段の本派『藤森流急戦矢倉』、石田四段は『角交換振り飛車破り必勝ガイド』です。
お互いに居飛車党なので角交換振り飛車にはならないと思いますが、さて、藤森四段の急戦矢倉が披露されることはあるでしょうか?

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seiryu/kifu/4/seiryu201410250101.html

ということで、将棋です。
藤森四段はクラシカルなノーマル四間飛車を採用したので、急戦矢倉になることはありませんでした。
攻め将棋の藤森四段はスルスルと銀を前にだしてちょっかいをかけますが、お互いに駆け引きがあり、結局は自陣に戻ります。
勝負を分けたのはなんと序盤の34手目でした。
藤森四段は角を使うべく4筋の歩を伸ばしたのですが、数手後にはその歩が桂馬の進路になってしまい、大きく形勢を損ねます。
後手は5三歩というかなり指しづらい辛抱をしますが、先手は飛車を2筋に回し、歩の手筋を使って2筋を破ります。
後手も食いつこうとしますが、金損の上に龍を作られ、おまけに玉を守っているのは銀一枚になってしまえば、プロ同士では勝負になりません。
75手という短手数で、先手石田四段の勝利となりました。

加古川清流戦優勝者を決める第2局、第3局は、引き続き日曜日に行われます!


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