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第31期倉敷藤花戦第1局(里見香奈倉敷藤花VS西山朋佳女流四冠) [将棋]

西山女流四冠が2期連続の挑戦です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

倉敷藤花戦は、将棋界で唯一の地方公共団体が主催している棋戦です。倉敷市の予算をみれば、ちゃんと費用が計上されています。
ダイジェスト版を見ると、倉敷藤戦、アマチュア将棋名人戦、くらしき吉備杯こども棋聖戦(囲碁)、囲碁サミット2023inくらしき で5,057万です。
R4年度予算だとさらに細かくて、2444万になっています。
倉敷藤花戦は女流棋戦の順位だと8番目です。小学生王将戦の運営費が889万、将棋名人戦第5局の開催費が440万であることを考えると、日本将棋連盟との契約金は1000万前後かなと想像します。
女流棋戦の賞金額が上昇傾向にあるので、地元企業も引き込んで、もう少し金額UPができないかなあとか思います。なかなか難しいんでしょうけど。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/31/kurashikitouka202311070101.html

ということで、将棋です。
3番勝負の短期決戦。先手番を引いたのは西山女流四冠でした。
いつものように3筋に飛車を振りますが、里見倉敷藤花の作戦が変わっています。
5筋、6筋に銀を並べて中央を手厚くすると、実に珍しい居飛車を採用です。
いかにも後手陣の玉頭が薄いので、西山女流四冠が銀をするすると前進させてちょっかいを出しに行きますが、そこに里見倉敷藤花のカウンターが炸裂しました。
西山女流四冠の41手目、12分の考慮で指された7五同歩がミスだったようで、以下はお手本のような居飛車側の攻めが決まります。
後手玉も一段目がスカスカで完全に安全というわけではありませんが、里見倉敷藤花は自玉の安全度を見切り、攻め続け、72手目からは長手数ながら詰み筋に入ります。
西山女流四冠も指し続けますが、86手目を見て投了。
里見倉敷藤花は、防衛に向けて幸先の良い快勝をあげました。

第2局は11月18日(土)に岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で指されます!
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