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【書評】ポール・ケネディ『大国の興亡』 [書評]

今日は終戦の日です。
ということで、あの戦争を考える上で参考になりそうな本を紹介します。



大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈上巻〉

大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈上巻〉

  • 作者: ポール ケネディ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1988/08
  • メディア: 単行本




大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈下巻〉

大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈下巻〉

  • 作者: ポール ケネディ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1988/08
  • メディア: 単行本




これは巷に溢れている「あの戦争の原因は……」と問いかける本ではありません。
1500年頃から1980年までの歴史を、歴史を軍事・経済の面からマクロ的に分析する本です。
この本で印象に残っていることは、まず、人類というのは進化していることです。
世界の覇権がイギリスからアメリカに移ったとき、通常は「イギリスは衰退して……」と表現されますが、実際にはGNPの拡大は続いています。世界の進歩は続いているが、相対的に覇権が移っていく。このような主旨だったと記憶しています。
あと、あの戦争の前の日本の立ち位置も書いてあったように記憶しています。
当時の日本は基本的に農業国であり軽工業から重工業への転換の途中で一流国とは差があった。
だが、急激な勢いで経済発展が続いていて、イギリスを追い抜くのが視野に入っていたそうです。
あの戦争がなかったら……とか、いろいろ想像してしまいます。

この本を読んだのがかなり昔なのでうろおぼえの部分が多いですが、ただ、歴史を見る目というか、ぼくがいままで触れたことのない視点で書かれていて、とても勉強になった記憶があります。
もし歴史についていろいろ学びたいと思っている方がいらしたら、オススメできる本だと思います。
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