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第71期王座戦第4局(永瀬拓矢王座VS藤井聡太七冠) [将棋]

永瀬王座の1勝2敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/ouza/

もっている棋戦というのがあると思います。
数々の大舞台になった名人戦。渡辺明と羽生善治が初代永世称号を争った竜王戦。古くは陣屋事件があり、羽生善治の七冠達成の舞台となった王将戦。
そして今回の王座戦も、藤井聡太が八冠を達成したら、おそらくは将棋史に語り継がれるタイトル戦になると思います。
さあ藤井聡太の八冠達成となるか、それとも永瀬王座が羽生善治の前に谷川浩司が立ちはだかった王将戦のように、快挙達成にストップをかけることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/71/ouza202310110101.html

ということで、将棋です。
背水の陣の永瀬王座が選んだ作戦は、角換わりの4五桂速攻でした。
ほとんど時間を使っていないので、用意の作戦であることは明らかです。
藤井竜王名人は少し意表を突かれたのか、30手目と40手目に長考します。
永瀬王座の手が止まったのは41手目からでした。ここからは捩じりあいとなり、駒割りは桂香と銀の交換、先手は馬、後手は竜を作っているので実戦的にいい勝負かと思います。
ただ、研究をぶつけた永瀬王座の側からすると、嫌な展開かと思います。
先に時間が無くなったのは藤井竜王名人。しかし、永瀬王座も時間が削られ、ついにお互いに秒読みとなります。
そして123手目が勝負を分けました。
ここでは露骨に4二金から迫れば先手勝ちだったようです。
金を清算したあとに5二飛車と打つ手があるのですが、これが永瀬王座のエアポケットに入ったようで、6二飛車で足りないと判断したようです。
前局に続いて九死に一生を得た藤井竜王名人が、138手まで勝利し、これで3-1で王座奪取。ついに全八冠制覇を達成しました。
今後はこの八冠をいつまで維持できるかです。

藤井王座おめでとうございます!

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