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第5期大成建設杯清麗戦第1局(里見香奈清麗VS西山朋佳女流三冠) [将棋]

やはり女流トップはこの2名です。

〔主催者中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

清麗戦の創設時のスポンサーは不動産開発を営むヒューリックで、その後は大成建設に引き継がれて現在に至ります。
ヒューリック、大成建設ともに営業利益が1000億を超える大企業で、しかも大成建設の売上高は1兆をを超える日本を代表する大企業です。
大成建設は江戸時代生まれの大倉喜八郎の大倉商会が源流で、規模だけでなく歴史もある日本を代表する企業のひとつです
社会・文化貢献活動も活発で、大成建設自然・歴史環境基金、大成学術財団、大成建設ギャルリー・タイセイにも出資しています。
これだけの企業がバックにいる間は安泰ですが、企業からの応援が続くよう、将棋にいいイメージが付くようそれぞれで努力して欲しいと思います。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/5/seirei202307120101.html

ということで、将棋です。
西山女流三冠は白玲戦の渡部愛女流三段戦で意表の角換わり腰掛銀を見せましたが、本局ではいつも相振り飛車です。
やはり最大のライバル相手には、慣れ親しんだ戦法で、ということでしょうか。
先手里見清麗の構えは離れ金無双です。バランス型ですが、いかにも力戦系といった感じで、里見清麗以外で使うひとはほとんどいません。
対する西山女流三冠はこちらも相振り飛車では珍しい中住まいです。
お互いに手出しの難しい将棋となりましたが、里見清麗が67手目に決断の5七角を放って局面を動かしていきます。
この角は切り飛ばす前提で、銀と刺し違えて、その銀を露骨に拠点に打ち込んでいきます。
直線的な攻めですが、中住まいの弱点をとらえた好手となりました。
その後の里見清麗は優勢を一度も失うことなく押しきり、防衛に向けた幸先の良い1勝を挙げました。
西山女流三冠の剛腕を完全に封じ込めた完勝です。

第2局は、7月25日(火)に福岡県福岡市「ホテルニューオータニ博多」で行われます!

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