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【映画】インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 [映画評]

父親役のショーンコネリーとの掛け合いが絶品です。


インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 [Blu-ray]

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2016/07/22
  • メディア: Blu-ray



前作の評価がいまいちだったので当初の予定通り3部作として終了させることとなりました(その後、19年後に復活)。
ストーリーは少年時代のインディのエピソードから始まります。
少年時代のインディーを演じるのはリバーフェニックスです。
盗掘された十字架を博物館に寄贈するために盗むのですが、結局は奪い返されます。それを大人になったインディが取り戻すところまでがプロローグです。
同じ小道具を使うことでシーンの切り替えをスムーズに見せるテクニックが使われています。
同じテクニックは火事のシーンでも見られます。
それから博物館の大口支援者であるドノバンから、キリストの血を受けた聖杯の捜索を依頼されます。
聖杯はインディの父が専門であると断りますが、すでに父には依頼済みで、父が行方不明になったと聞いてドノバンの依頼を引き受けます。
少年時代のシーンでアクションはありますが、ここから20分ぐらいはのんびりとした展開が続きます。
映画は30分を過ぎたところからアクションが続くようになります。
捜索を開始するインディですが、何者かに襲われます。彼らは聖杯の秘密を守る騎士団で、秘密を暴こうとするインディを襲います。
なんとか脱出しますが、聖杯はナチスも追っています。
しかもヒロイン役の女性が実はナチスの協力者で、父の研究成果が詰まった手帳をあっさり奪われます。
父と一緒に捕まったインディたちはナチスから脱出しますが、神殿で捕まり、インディは聖杯を取りに行くよう強制されます。
というのがザックリストーリーです。
前作と比べると残虐なシーンは大幅に減っています。前作の批判が堪えたのかもしれません。
父であるコネリーがボケ役(前作のウィリーの立場)で、インディに協力しつつも逆に次々と危機を招いてしまいます。
シリーズの特徴であるユーモアも満載で、ライターを落として火事になるシーン、回る壁のシーン、飛行機で尾翼を撃ち抜いてしまうシーンなど、ボケつつインディたちが危機に陥るのがポイント高いです。
最後は神の言葉に従って運命を切り開くのですが、谷間に足を踏み出すシーンは非常に印象深いです。
ラストシーンは、裏切ったヒロインが聖杯を最後まで求めようとして命を落とすのに対して、インディは聖杯を諦めて父の両手をがっしり握ります。
ヒロインが誤った選択して、インディが正しい選択をした。分かりやすいテーマの提示のしかただと思います。
三部作で一番ファミリー向けだと思います。
製作費48百万ドルと前作から20百万ドルもアップしましたが、興行収入も3億3千万ドルから4億7千万ドルと大幅アップした大成功作となりました。
アカデミー賞3部門ノミネートで1部門受賞です。
名優ショーンコネリーが「生涯一番好きな役」と述べたほどの映画です。

スティーブンスピルバーグの傑作映画を堪能したいひとのために!
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