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第70期王将戦第5局(渡辺明王将VS永瀬拓矢王座) [将棋]

渡辺王将の3勝1敗で迎えた第5局です。

〔主催者HP〕
https://mainichi.jp/oshosen/2021

渡辺王将はロジカルな思考で有名です。
将棋は先手有利を前提に、「後手は五分で良い」、「先手で勝つ」という方針を立てていました。
そういう意味では、ここまで先手の2局は取り、後手は1勝1敗とほぼプラン通りです。
特に前局は一方的に敗れましたが、対局が続いてこともあり、序盤から定跡を外して乱戦系に持って行ったのは、番勝負をトータルで考えた作戦だったのではないかと思います。
さて第5局は落とせない先手です。テニスでいうとサービスゲームです。
さあ、渡辺王将は、プラン通りに貴重な先手番でタイトル防衛を決めることがきでるでしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen-kifu/210301.html

ということで、将棋です。
渡辺王将の先手で、角換わりへと進みます。
そして、いきなり4五桂馬と跳ねて仕掛けます。
単桂の仕掛けでいかにも渡辺王将準備の仕掛けのように見えましたが、少考を繰り返しているので、勢いだったのかもしれません。
その後、渡辺王将は相掛のような端攻めをしますが、その後の6八玉が失着だったようです。
優勢になってからの永瀬王座は手堅かったです。
じりじりとプラスの手を積み重ね、渡辺王将の反撃も見切り、焦ることなく逆転されない寄せを繰り出します。
渡辺王将をもってしても「延命のしようがない」と匙を投げる将棋となりました。
永瀬王座はカド番をしのぎ、先手番の渡辺王将を破るという大きな星を上げました。
これで渡辺王将から見て3勝2敗です。

第6局は3月13、14日に、島根県大田市「さんべ荘」で行われます!

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