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【書評】海音寺潮五郎『武将列伝~戦国終末編~』 [書評]

悪人列伝とセットの本です。


新装版 武将列伝 戦国終末篇 (文春文庫)

新装版 武将列伝 戦国終末篇 (文春文庫)

  • 作者: 海音寺 潮五郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/06/10
  • メディア: 文庫



戦国終末編で取り上げられているのが「黒田如水」「蒲生氏郷」「真田昌幸」「長曾我部元親」「伊達政宗」「石田三成」「加藤清正」です
いまの基準だと「石田三成」は英雄とはいえないと思いますし、著者も辛らつな評価をしていますが、当時は評価されていたのでしょう。
真田幸村ではなく父の「昌幸」であるところも、時代を感じます。
海音寺潮五郎は博学で、根拠として様々な本を引き合いに出していますが、孫引きがなくほとんどが一次資料からで、さらに他の資料と比較して誤りは誤りとして正しています。
片手間ではなく、著者が本腰をいれているのが分かる本だと思います。

骨太な戦国武将の評伝を読みたいひとのために!
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