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【書評】澤宮優『世紀の落球~「戦犯」と呼ばれた男たちのその後~』 [書評]

ひとつの落球でバッシングを受けた選手たちの物語です。


世紀の落球-「戦犯」と呼ばれた男たちのその後 (中公新書ラクレ)

世紀の落球-「戦犯」と呼ばれた男たちのその後 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 澤宮 優
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/08/06
  • メディア: 新書



取りあげられているのは3つです。
北京五輪で落球したGG佐藤、伝説の箕島・星陵戦で延長16回裏の落球、何でもないシーズン途中の落球が後日大騒動になった阪神・巨人戦での落球です。
取材するのは勇気がいったと思いますが、なぜエラーしてしまったのかそれまでの経緯を整理し、さらに選手たちの気持ちを丹念に引き出していると思います。
エラーもそうですし、バッシングで苦しむ家族の姿には、辛いものがあります。
エピソードの中でも、伝説の箕島・星陵戦の後日談が胸を打ちます。
名将は、よい人間を育てるのだなと、思います。

世間を騒がせたプレーのその後を知りたいひとのために!
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