【書評】田丸雅智『オバペディア』 [書評]
日本ショートショート界をけん引する、田丸雅智のショートショート集です。
なにより絶品なのは表題作の『オバペディア』です。
これはインターネットにのらないおばさん知識、オバペディアを活用する話ですが、どちらかと言うと敬遠される”オバサン”という単語を羨望の的にした逆転の発想に加えて、おばさんの知識を極限まで広げた拡大の手法が使われています。
発想法の二重奏が見事です。
あとは『あの日の花火』も印象的です。
誰もが持つ青春時代を振り返りたくなる気持ちにささやきかける、よくある話といえばそうかもしれませんが、やはり琴線に触れてしまいます。
全部で18編収録です。
ショートショートが好きなひとのために!
なにより絶品なのは表題作の『オバペディア』です。
これはインターネットにのらないおばさん知識、オバペディアを活用する話ですが、どちらかと言うと敬遠される”オバサン”という単語を羨望の的にした逆転の発想に加えて、おばさんの知識を極限まで広げた拡大の手法が使われています。
発想法の二重奏が見事です。
あとは『あの日の花火』も印象的です。
誰もが持つ青春時代を振り返りたくなる気持ちにささやきかける、よくある話といえばそうかもしれませんが、やはり琴線に触れてしまいます。
全部で18編収録です。
ショートショートが好きなひとのために!
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