小川一水による2011年出版の短編集です。
本書には6つ短編が収録されていますが、最も印象に残ったのは「都市彗星のサエ」です。
水を輸出する宇宙鉱山に住む主人公が、鉱山からの脱出を目指して、ある少年の計画に協力するようになります。
児童文学として読むと、主人公の成長、冒険、淡い恋心、大人への第一歩といった、児童文学に必要とされている要素がぎゅーっと詰まっています。
冒頭からすっと入れない部分もありますが、ぜひとも児童文学として出版して欲しい内容だと思います。
幅広い短編を読みたいひと向けに。
2016-09-25 21:00
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