【映画】ノイズ [映画評]
ジョニーデップ出演の、1999年に公開されたSFスリラー映画です。
主人公はジョニーデップ演じる宇宙飛行士の妻です。
夫は同僚と2人で宇宙飛行士として宇宙で作業を行っていましたが、何らかの事故で2分間だけ通信が途絶えます。
2人とも帰還しますが、出発前と微妙に雰囲気が変わっています。
同僚は発狂し、脳卒中で急死。その妻は自殺します。
夫は大好きだった宇宙飛行士を辞めて航空会社に転職しますが、妻が双子を妊娠していることが分かります。
喜ぶ2人。
ですが、ここで元NASA職員が現れ、宇宙飛行士が帰還後は別人になっていることが示唆されます。
その後、彼は殺害されてしまいます。
実は夫は宇宙空間の何かにとりつかれ、お腹の中にいる双子は彼自身でした。
夫が別人であることを確認した主人公は、夫から逃げ、自宅で夫に計略をかけて感電死させれてます。
その瞬間に夫から何かが飛び出し、主人公の体に乗り移ります。
そして、双子は無事に誕生し、すくすくと成長しているところで映画は終わります。
これ、ジョニーデップの演技が素晴らしいです。
同じなんだけど、雰囲気だけ微妙に異なる。この難しい役柄を、完璧にこなしています。
しかも前半はほぼ同一で、後半に進むにつれて、雰囲気が徐々に離れていく芸の細かさです。
構成としては、夫の秘密でひっぱる話です。
もちろん夫を主人公にするわけにはいかなので、目線となるのは妻です。そこから細かい事件が重なるたびに、妻は追い詰められていきます。
その結果として、平凡だった妻は、夫の秘密を探るという冒険にでることになります。
このあたりがミッドポイントで、スリラーです。
構成的にミッドポイントまで退屈になりそうですが(それまで主人公である妻に目的がないので)、そこをうまく引っ張っていくのは、ジョニーデップの演技力でしょうね。
なかなか面白い映画でした。
製作費は75百万ドルで、興行収入は20百万ドルと爆死しています。
それでも、シッチェス・カタロニア国際映画祭の最優秀作品賞にノミネートされています。
ジョニーデップの演技が光るSFスリラーを楽しみたいひとのために!
主人公はジョニーデップ演じる宇宙飛行士の妻です。
夫は同僚と2人で宇宙飛行士として宇宙で作業を行っていましたが、何らかの事故で2分間だけ通信が途絶えます。
2人とも帰還しますが、出発前と微妙に雰囲気が変わっています。
同僚は発狂し、脳卒中で急死。その妻は自殺します。
夫は大好きだった宇宙飛行士を辞めて航空会社に転職しますが、妻が双子を妊娠していることが分かります。
喜ぶ2人。
ですが、ここで元NASA職員が現れ、宇宙飛行士が帰還後は別人になっていることが示唆されます。
その後、彼は殺害されてしまいます。
実は夫は宇宙空間の何かにとりつかれ、お腹の中にいる双子は彼自身でした。
夫が別人であることを確認した主人公は、夫から逃げ、自宅で夫に計略をかけて感電死させれてます。
その瞬間に夫から何かが飛び出し、主人公の体に乗り移ります。
そして、双子は無事に誕生し、すくすくと成長しているところで映画は終わります。
これ、ジョニーデップの演技が素晴らしいです。
同じなんだけど、雰囲気だけ微妙に異なる。この難しい役柄を、完璧にこなしています。
しかも前半はほぼ同一で、後半に進むにつれて、雰囲気が徐々に離れていく芸の細かさです。
構成としては、夫の秘密でひっぱる話です。
もちろん夫を主人公にするわけにはいかなので、目線となるのは妻です。そこから細かい事件が重なるたびに、妻は追い詰められていきます。
その結果として、平凡だった妻は、夫の秘密を探るという冒険にでることになります。
このあたりがミッドポイントで、スリラーです。
構成的にミッドポイントまで退屈になりそうですが(それまで主人公である妻に目的がないので)、そこをうまく引っ張っていくのは、ジョニーデップの演技力でしょうね。
なかなか面白い映画でした。
製作費は75百万ドルで、興行収入は20百万ドルと爆死しています。
それでも、シッチェス・カタロニア国際映画祭の最優秀作品賞にノミネートされています。
ジョニーデップの演技が光るSFスリラーを楽しみたいひとのために!
【書評】清武英利『後列のひと~無名人の戦後史』 [書評]
取り上げられているひとは様々です。
取り上げられているのは18人です。
最初の3名は戦争にかかわりがありますが、以降は戦後のひとたちです。
糸川博士のような有名人もいれば、ホーチミンで豆腐屋を開業したビジネスマン、さらには震災後に東電に入社した若手まで様々です。
儲けてはすってんてんになった伝説の相場師、板崎喜内人が2021年時点で存命で、かつ金相場にのめり込んでいることに驚きです。
著者の代表作である「しんがり」の主要メンバーのうち、郡司由紀子さんと長澤正夫さんが亡くなっていることを知りました。
ときの流れるのは早いものです。
市井の人々の半生記を読みたいひとのために!
取り上げられているのは18人です。
最初の3名は戦争にかかわりがありますが、以降は戦後のひとたちです。
糸川博士のような有名人もいれば、ホーチミンで豆腐屋を開業したビジネスマン、さらには震災後に東電に入社した若手まで様々です。
儲けてはすってんてんになった伝説の相場師、板崎喜内人が2021年時点で存命で、かつ金相場にのめり込んでいることに驚きです。
著者の代表作である「しんがり」の主要メンバーのうち、郡司由紀子さんと長澤正夫さんが亡くなっていることを知りました。
ときの流れるのは早いものです。
市井の人々の半生記を読みたいひとのために!