【公募情報】岩手・宮城・福島MIRAI文学賞・映像賞2024(短編・11/30〆) [公募情報]
18歳~35歳限定の公募です。
〔主催者HP〕
https://miraiaward.jp/
対象は3県の関係者に限られています。
ただし「3県(岩手・宮城・福島)の出身、在住、在住歴がある、訪問経験がある等何らか由縁のある」とありますように、「訪問経験」でもOKだし、それどころか「由緒」があればOKなので、実質的には誰も可です。
前回受賞作のファラ崎士元『日本のグリムを追って』ですが、冒頭の1行が絶品です。
この1行は書籍の中の文章なのですが、「遠野のカッパは赤い。それはそれは目が覚めるような、鮮やかな夕日の色をしているのだという。」は、舞台とテーマの説明だけでなく色彩も鮮やかで、これはなかなかです。
制限枚数は30枚以内、応募締切は令和6年11月30日です!
<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説
テーマ :3県(岩手・宮城・福島)に足を運びたくなる作品
MIRAI賞:50万円×2名
制限枚数:12,000文字以内(30枚以内)
応募締切:令和6年11月30日
応募方法:郵送、メール
〔主催者HP〕
https://miraiaward.jp/
対象は3県の関係者に限られています。
ただし「3県(岩手・宮城・福島)の出身、在住、在住歴がある、訪問経験がある等何らか由縁のある」とありますように、「訪問経験」でもOKだし、それどころか「由緒」があればOKなので、実質的には誰も可です。
前回受賞作のファラ崎士元『日本のグリムを追って』ですが、冒頭の1行が絶品です。
この1行は書籍の中の文章なのですが、「遠野のカッパは赤い。それはそれは目が覚めるような、鮮やかな夕日の色をしているのだという。」は、舞台とテーマの説明だけでなく色彩も鮮やかで、これはなかなかです。
制限枚数は30枚以内、応募締切は令和6年11月30日です!
<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説
テーマ :3県(岩手・宮城・福島)に足を運びたくなる作品
MIRAI賞:50万円×2名
制限枚数:12,000文字以内(30枚以内)
応募締切:令和6年11月30日
応募方法:郵送、メール
【映画】ワルキューレ [映画評]
有名なヒトラー暗殺計画を描いた歴史映画です。
主人公はヒトラー暗殺計画を立案、実行したシュタウフェンベルグ大佐です。
ですが、演じるのはアメリカ人のトム・クルーズで、この点には違和感です。
しなしながら細かい部分まで史実に忠実に描いており、全体を通してみると好感の持てる佳作に仕上がっていると思います。
この事件は、敗色濃厚となるドイツの行く末に危機感を覚えた反乱グループが起こしています。
ドイツ国防軍には、国内予備軍による内乱鎮圧作戦、ワルキューレ作戦がありました。
反乱グループは、ヒトラーを殺害すると同時にワルキューレ作戦を発動してベルリンを掌握。
新政権樹立後に、米英と和平を結ぶというのが計画の骨子です。
映画はシュタウフェンベルグが北アフリカ戦線に従軍しているときから始まります。
そのときから彼が合理主義であり、かつ上官にも堂々と反論する性格であることが描かれます。
負傷してドイツ国内に戻ってからは、反乱グループとの接触が始まります。
シュタウフェンベルグは早期作戦実行を主張しますが、政治家たちは「ヒムラ―と同時」を主張して煮え切りません。
ついに7月20日に暗殺計画を実行しますが、オルブリヒト大将は「ヒトラーの生死の確認が優先」としてワルキューレ作戦の発動を躊躇します。副官のクイルンハイム大佐が独断で国内予備軍の収集をかけます。
ベリルンに戻ったシュタウフェンベルグ大佐がワルキューレ作戦が発動していないことに激怒し、ついにオルブリヒト大将も決断。フロム上級大将を説得、監禁して国内予備軍を把握。
作戦は決行されましたが、ヒトラーが生存していることが知られると、反乱は失敗。
シュタウフェンベルグ大佐たちは処刑されます。
この映画ですが、歴史的事実を淡々を描いている姿勢がみられて、好感が持てます。
事実を踏まえつつ、かつ、暗殺計画の場で発生する予想外の出来事や、反乱実行後のシュタウフェンベルグ大佐たちの動きがスピード感あふれる画面で見せてくれます。
ラストもシンプルでとても良いです。
シンガー監督のこだわりにより、撮影の多くは実際に事件の起こった現場・史跡においてロケを行い、登場する建物や車輌も極力当時の本物が使われているそうです。
そうしたこだわりが随所に感じられる映画かと思います。
歴史映画のお手本ですね。
製作費75百万ドルに対して興行収入2億ドルを突破しました。
興行的に難しい映画だと思ったのですが、ここまで伸びたのはトム・クルーズの力ですかね。さすがです。
ヒトラー暗殺計画を描いた映画を見たい人のために!
主人公はヒトラー暗殺計画を立案、実行したシュタウフェンベルグ大佐です。
ですが、演じるのはアメリカ人のトム・クルーズで、この点には違和感です。
しなしながら細かい部分まで史実に忠実に描いており、全体を通してみると好感の持てる佳作に仕上がっていると思います。
この事件は、敗色濃厚となるドイツの行く末に危機感を覚えた反乱グループが起こしています。
ドイツ国防軍には、国内予備軍による内乱鎮圧作戦、ワルキューレ作戦がありました。
反乱グループは、ヒトラーを殺害すると同時にワルキューレ作戦を発動してベルリンを掌握。
新政権樹立後に、米英と和平を結ぶというのが計画の骨子です。
映画はシュタウフェンベルグが北アフリカ戦線に従軍しているときから始まります。
そのときから彼が合理主義であり、かつ上官にも堂々と反論する性格であることが描かれます。
負傷してドイツ国内に戻ってからは、反乱グループとの接触が始まります。
シュタウフェンベルグは早期作戦実行を主張しますが、政治家たちは「ヒムラ―と同時」を主張して煮え切りません。
ついに7月20日に暗殺計画を実行しますが、オルブリヒト大将は「ヒトラーの生死の確認が優先」としてワルキューレ作戦の発動を躊躇します。副官のクイルンハイム大佐が独断で国内予備軍の収集をかけます。
ベリルンに戻ったシュタウフェンベルグ大佐がワルキューレ作戦が発動していないことに激怒し、ついにオルブリヒト大将も決断。フロム上級大将を説得、監禁して国内予備軍を把握。
作戦は決行されましたが、ヒトラーが生存していることが知られると、反乱は失敗。
シュタウフェンベルグ大佐たちは処刑されます。
この映画ですが、歴史的事実を淡々を描いている姿勢がみられて、好感が持てます。
事実を踏まえつつ、かつ、暗殺計画の場で発生する予想外の出来事や、反乱実行後のシュタウフェンベルグ大佐たちの動きがスピード感あふれる画面で見せてくれます。
ラストもシンプルでとても良いです。
シンガー監督のこだわりにより、撮影の多くは実際に事件の起こった現場・史跡においてロケを行い、登場する建物や車輌も極力当時の本物が使われているそうです。
そうしたこだわりが随所に感じられる映画かと思います。
歴史映画のお手本ですね。
製作費75百万ドルに対して興行収入2億ドルを突破しました。
興行的に難しい映画だと思ったのですが、ここまで伸びたのはトム・クルーズの力ですかね。さすがです。
ヒトラー暗殺計画を描いた映画を見たい人のために!
【書評】清武英利『こんな言葉で叱られたい』 [書評]
著者が実際に見聞きした達人たちのアドバスです。
著者は読売巨人軍の代表をしていたので、グラウンドでの言葉が多いです。
そのなかで印象に残っているのが「大丈夫だ、届くから」です。
小柄の木村拓哉選手はバットを短く持つように指導されて、それに反発してきましたが、広島の三村監督の一言「大丈夫だ、届くから」で素直に従うようになります。
否定の言葉ではなく、肯定の言葉でアドバイスをする。
理屈では分かっていても実践が難しい。こういう難しいことをサラリとできるからこそ、監督なのでしょう。
巨人の原監督の「だから、もう一度投げてみろ」も印象深いです。
東野峻投手がマウンドで炎上してがっかりした様子を見せたことについて、カンカンに怒ります。そして東野投手を叱責し、最後に「だから、もう一度投げてみろ」で〆ます。
前向きに叱らるからこそ、選手は救われるのかなと思います。
全然違う系統ですが、「布団の中で考えるな」も真を得ていると思います。
寝ながら考えてもろくなことがないというのが、自分の体感です。
コーチの達人たちの言葉を知りたいひとのために!
著者は読売巨人軍の代表をしていたので、グラウンドでの言葉が多いです。
そのなかで印象に残っているのが「大丈夫だ、届くから」です。
小柄の木村拓哉選手はバットを短く持つように指導されて、それに反発してきましたが、広島の三村監督の一言「大丈夫だ、届くから」で素直に従うようになります。
否定の言葉ではなく、肯定の言葉でアドバイスをする。
理屈では分かっていても実践が難しい。こういう難しいことをサラリとできるからこそ、監督なのでしょう。
巨人の原監督の「だから、もう一度投げてみろ」も印象深いです。
東野峻投手がマウンドで炎上してがっかりした様子を見せたことについて、カンカンに怒ります。そして東野投手を叱責し、最後に「だから、もう一度投げてみろ」で〆ます。
前向きに叱らるからこそ、選手は救われるのかなと思います。
全然違う系統ですが、「布団の中で考えるな」も真を得ていると思います。
寝ながら考えてもろくなことがないというのが、自分の体感です。
コーチの達人たちの言葉を知りたいひとのために!