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【映画】バットマン/フォーエバー [映画評]

いろいろ盛りだくさんのバットマンです。


バットマン フォーエバー [Blu-ray]

バットマン フォーエバー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: Blu-ray



実写映画としては通算6作目、ティム・バートン/ジョエル・シュマッカーのシリーズでは3作目になります。
今回のメインヴィランはハービーデントです。
かつては敏腕検事として鳴らしましたが、硫酸をかけられたことで顔の半分が焼けただれています。この事件の時に、バットマンが助けてくれなかったことで逆恨みしています。
映画の前半から執拗に手下どもとバットマンを狙います。
もうひとりのヴィランがリドラーです。
ウェイン社の研究員でマインドコントロールの装置を発明しますが、会社から却下されてウェインを逆恨みします。
2人のヴィランに加えて、バットマンの相棒としてロビンが登場します。
彼は軽業師でしたが、ハービーデントがサーカスを襲い、家族が犠牲になります。このことでハービーデントへの復讐を誓い、バットマンとコンビを組むことになります。
これだけでもお腹いっぱいですが、さらにロマンスとしてニコールキッドマン演じる精神科医まででてきます。
これに謎解きとしてリドラーの出すなぞなぞ、テーマとして「復讐はさらなる悲しみを生む」が盛り込まれます。
これだけ要素をつぎ込みつつ、ストーリーとしては破綻していませんが、さすがに盛り込みすぎかなというのが実感です。
ハービーデントは正義と悪の二面性を持つキャラだったと思いますが、今回は外形的こそ2面性を強調するシーンがありますが、内面的な2面性はなく、むしろ狂気の塊といった感じでジョーカーっぽいです。
けど、この狂気のキャラという意味では、トミーリージョーンズの演技は鉄板です。MIBの印象が強かったですが、むしろ、こちらの方がよいかもしれません。
リドラーを演じるのはジムキャリーですが、演技にコメディ要素が強すぎて、ちょっとズレてしまっているかも。オーバーすぎるといいますか。
評論家の評価は低いですが、エンタメ要素を盛り込んだためか観客動員は伸びて、製作費1億ドルに対して3億37百万ドルも稼ぎました。
派手なシーンもたくさあり、見せ場も考えられた良質なエンタメ作品だと思います。

バットマンのファンのために!
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【書評】村上しいこ『家庭科室の日曜日』 [書評]

せんねん町まんねん小学校シリーズの1冊です。


家庭科室の日曜日 (わくわくライブラリー)

家庭科室の日曜日 (わくわくライブラリー)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/11
  • メディア: 単行本



今度の舞台は家庭科室です。
日曜日は家庭室の道具たちはみんなで遊んでいたのですが、ちょっとしたいざこざが発生し、仲直りしてレストランに行きます。
ところが、持っていたお金はおもちゃのお金で、追い返されます。それでも、レストランのピンチを救うことで、みんなでご馳走にありつけます。
シリーズものらしく、『給食室の日曜日』と同じ展開です。
ラストも児童文学らしく安心して読めます。
それにしても、「つるりん」はどうなったことやら。

村上しいこファンのために!
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