【映画】バットマン [映画評]
ティムバートン監督が贈るバットマン第1章です。
シリーズ通算では第4作になります。
主人公はバットマンですが、メインヴィランのジョーカーにスポットを当てています。
さて映画ですが、犯罪都市のゴッサムシティ。
ジョーカーはそこの右腕として活躍していましたが、バットマンとの戦いで廃液に落ち、ひきつった笑顔のまま表情が固定されてしまいます。
もともと狂気をはらんだジョーカーですが、さらに狂気が増して、ゴッサムシティをのっとりにかかります。
バットマンの正体を追い求める新進気鋭のカメラマンは、取材の過程でウェインと知り合います。
孤独を抱えるウェインに、カメラマンは徐々に惹かれて、いつしか愛が芽生えます。
ゴッサムシティを支配するようになったジョーカーは、邪魔なバットマンを倒すために、対決を申し込みます。
みたいな感じの映画です。
ジョーカーの狂気を強調していますが、うーん、ちょっと微妙かも。
奇妙な毒薬をばらまいたり、金で民衆を誘い出して毒ガスを吹き付けたり、狂気とはいえ予想の範囲内です。
また部下が単なるチンピラというのもポイントが低いです。
バットマンを演じるのはマイケル・キートンです。
筋骨隆々というわけではなく、バットマンは基本的に肉弾戦ということを考えると、やっぱり違和感があります。
バットマンの大事なコンビに、執事のアルフレッドがいます。彼は父親代わりであり、技術者でもあるのですが、いまいちキャラ薄めです。おなじみのハービーデント検事も、ゴードン本部長もほとんど活躍しません。
キャラを登場させたものの、活かせていない気がします。製作費35百万ドルで興行収入4億11百万ドルですから大ヒットではあるのですが。
ちなみに一番高額のギャラを受け取ったのは、ジョーカー役のジャックニコルソンだそうです。
実質的な主役ですから、ある意味では当然でしょうね。
ティムバートン監督のバットマンを楽しみたいひとのために!
シリーズ通算では第4作になります。
主人公はバットマンですが、メインヴィランのジョーカーにスポットを当てています。
さて映画ですが、犯罪都市のゴッサムシティ。
ジョーカーはそこの右腕として活躍していましたが、バットマンとの戦いで廃液に落ち、ひきつった笑顔のまま表情が固定されてしまいます。
もともと狂気をはらんだジョーカーですが、さらに狂気が増して、ゴッサムシティをのっとりにかかります。
バットマンの正体を追い求める新進気鋭のカメラマンは、取材の過程でウェインと知り合います。
孤独を抱えるウェインに、カメラマンは徐々に惹かれて、いつしか愛が芽生えます。
ゴッサムシティを支配するようになったジョーカーは、邪魔なバットマンを倒すために、対決を申し込みます。
みたいな感じの映画です。
ジョーカーの狂気を強調していますが、うーん、ちょっと微妙かも。
奇妙な毒薬をばらまいたり、金で民衆を誘い出して毒ガスを吹き付けたり、狂気とはいえ予想の範囲内です。
また部下が単なるチンピラというのもポイントが低いです。
バットマンを演じるのはマイケル・キートンです。
筋骨隆々というわけではなく、バットマンは基本的に肉弾戦ということを考えると、やっぱり違和感があります。
バットマンの大事なコンビに、執事のアルフレッドがいます。彼は父親代わりであり、技術者でもあるのですが、いまいちキャラ薄めです。おなじみのハービーデント検事も、ゴードン本部長もほとんど活躍しません。
キャラを登場させたものの、活かせていない気がします。製作費35百万ドルで興行収入4億11百万ドルですから大ヒットではあるのですが。
ちなみに一番高額のギャラを受け取ったのは、ジョーカー役のジャックニコルソンだそうです。
実質的な主役ですから、ある意味では当然でしょうね。
ティムバートン監督のバットマンを楽しみたいひとのために!
【書評】清武英利『石つぶて』 [書評]
2001年に発覚した外務省機密費流用事件を追う刑事たちのノンフィクションです。
警視庁捜査第二課は、知能犯を扱っています。
その中で情報を集める情報班に所属する主任が、ノンフィクションの主人公です。
その主任は昔風の刑事で、いわばテレビドラマの主人公のようです。
足と情で稼いだ情報である汚職事件を追います。調べてみると、桁違いな金額が動いていることに驚きます。
被疑者が外務省の実力者であったことから、捜査に及び腰になる刑事もいる中で、トップの決断で事情聴衆に踏み込みます。
汚職事件かと思っていたら、実は機密費を流用していることが判明し、官邸まで巻き込む大事件へと繋がっていきます。
本書にはヘンクツ者の刑事や、ハミダシ者の刑事が登場します。
事件にあたり、彼らがどのように動いたのか、そのころの捜査第二課の雰囲気がどうだったのかをよく再現していると思います。
近年は汚職事件の摘発が減っているようです。
強引なことができなくなり、捜査も難しい世の中になったのかな、とも思います。
外務省機密流用事件捜査の裏側を知りたいひとのために!
警視庁捜査第二課は、知能犯を扱っています。
その中で情報を集める情報班に所属する主任が、ノンフィクションの主人公です。
その主任は昔風の刑事で、いわばテレビドラマの主人公のようです。
足と情で稼いだ情報である汚職事件を追います。調べてみると、桁違いな金額が動いていることに驚きます。
被疑者が外務省の実力者であったことから、捜査に及び腰になる刑事もいる中で、トップの決断で事情聴衆に踏み込みます。
汚職事件かと思っていたら、実は機密費を流用していることが判明し、官邸まで巻き込む大事件へと繋がっていきます。
本書にはヘンクツ者の刑事や、ハミダシ者の刑事が登場します。
事件にあたり、彼らがどのように動いたのか、そのころの捜査第二課の雰囲気がどうだったのかをよく再現していると思います。
近年は汚職事件の摘発が減っているようです。
強引なことができなくなり、捜査も難しい世の中になったのかな、とも思います。
外務省機密流用事件捜査の裏側を知りたいひとのために!