【映画】フォレスト・ガンプ/一期一会 [映画評]
アカデミー賞作品賞を始めとする受賞作多数の有名作です。
ストーリーは、停留所でバスを待つ主人公が、待合客に昔話をする形で進みます。
ある意味で、箱の構造です。
主人公、フォレスト・ガンプは、少し知能が足りません。
そのためいじめられたり、わけもわからず様々な騒動に巻き込まれたりします。
突然、走ることに目覚めて大学のアメフトチームにスカウトされて大学選抜に選ばれたり、陸軍に入ってベトナムに参戦したり、卓球に目覚めて卓球の米国代表選手になって中国に派遣されたり、TVに出演してジョンレノンと共演したり、勲章をもらったその足で反戦運動の演台に乗せられたり、戦友との約束を果たすためにエビ釣船の船長になったり、さらに突如として走り続けて全米を横断したりします。
主人公は不思議な成功を収めていきます。
主人公には幼馴染のジェニーがいました。子供のころは唯一の親友です。
大きくなって彼女の道はズレはじめ、ヌードショー、売春、麻薬、たちの悪い反戦運動とどんどん崩れていきます。
そんなジェニーと最後は結ばれますが、彼女は病気にかかっていました。
ほどなくして彼女は死に、一人息子との生活が始まります。
という感じの映画です。
これは、時代を楽しむ映画ですね。
フォレストガンプが経験する様々なエピソードは1950年代~1980年代のアメリカ文化、時事ネタと密接にかかわっており、ときおりアイカーブ映像にフォレストを混ぜ込むことで、アメリカ人的には分かるユーモアになっているのだと思います。
この手の映像は、元映像を知らなければ、意味が伝わらないので。
映画のテーマとしては、映画でも使われているセリフ「人生はチョコレートの箱、開けて見るまで分からない」かと思いますが(名セリフベスト100にも選ばれているらしいですが、そこまでの名セリフかなあ)、荒唐無稽な細かいエピソードのつながりでこのテーマが表現できているのか、自分には疑問です。
言われてみれば、そうなのかもしれませんが、あまりに荒唐無稽すぎるので。
本映画は受賞歴多数であるだけでなく、製作費55百万ドルに対して興行収入6億78百万ドルの大ヒットとなりました。
トム・ハンクスの代表作のひとつを見たいひとのために!
フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント
- 発売日: 2019/07/24
- メディア: Blu-ray
ストーリーは、停留所でバスを待つ主人公が、待合客に昔話をする形で進みます。
ある意味で、箱の構造です。
主人公、フォレスト・ガンプは、少し知能が足りません。
そのためいじめられたり、わけもわからず様々な騒動に巻き込まれたりします。
突然、走ることに目覚めて大学のアメフトチームにスカウトされて大学選抜に選ばれたり、陸軍に入ってベトナムに参戦したり、卓球に目覚めて卓球の米国代表選手になって中国に派遣されたり、TVに出演してジョンレノンと共演したり、勲章をもらったその足で反戦運動の演台に乗せられたり、戦友との約束を果たすためにエビ釣船の船長になったり、さらに突如として走り続けて全米を横断したりします。
主人公は不思議な成功を収めていきます。
主人公には幼馴染のジェニーがいました。子供のころは唯一の親友です。
大きくなって彼女の道はズレはじめ、ヌードショー、売春、麻薬、たちの悪い反戦運動とどんどん崩れていきます。
そんなジェニーと最後は結ばれますが、彼女は病気にかかっていました。
ほどなくして彼女は死に、一人息子との生活が始まります。
という感じの映画です。
これは、時代を楽しむ映画ですね。
フォレストガンプが経験する様々なエピソードは1950年代~1980年代のアメリカ文化、時事ネタと密接にかかわっており、ときおりアイカーブ映像にフォレストを混ぜ込むことで、アメリカ人的には分かるユーモアになっているのだと思います。
この手の映像は、元映像を知らなければ、意味が伝わらないので。
映画のテーマとしては、映画でも使われているセリフ「人生はチョコレートの箱、開けて見るまで分からない」かと思いますが(名セリフベスト100にも選ばれているらしいですが、そこまでの名セリフかなあ)、荒唐無稽な細かいエピソードのつながりでこのテーマが表現できているのか、自分には疑問です。
言われてみれば、そうなのかもしれませんが、あまりに荒唐無稽すぎるので。
本映画は受賞歴多数であるだけでなく、製作費55百万ドルに対して興行収入6億78百万ドルの大ヒットとなりました。
トム・ハンクスの代表作のひとつを見たいひとのために!
【書評】清武英利『トッカイ 不良債権特別回収部~バブルの怪人を追いつめた男たち~』 [書評]
不良債権からの回収に奮闘するトッカイたちの活躍を描くノンフィクションです。
バブルがはじけた後、日本中に膨大な不良債権が残されました。
それらを一手に引き受け、国策会社として回収に奮闘するのがトッカイの面々です。
前半は初代社長である中坊公平のゲキのもと、ブラック企業も真っ青な激務で次々と不良債権を回収していきます。
現場を任された面々は、銀行等で主流を外れた面々で、だからこそ雑草魂で目の前の仕事に向かっていきます。
後半は中坊公平が引いた後です。
時代の流れもあり債権回収から企業再生へと舵を切り、初期の荒法師たちは潮時を感じて会社を去っていきます。
その一方で、バブルの怪商たちとの戦いは続いていきます。
著者は読売巨人軍の元代表ですが、こんなに面白いノンフィクションを書けるひとだとは思いませんでした。
こちらの方が天職なのかもしれません。
トッカイたちの奮闘を読みたいひとのために!
バブルがはじけた後、日本中に膨大な不良債権が残されました。
それらを一手に引き受け、国策会社として回収に奮闘するのがトッカイの面々です。
前半は初代社長である中坊公平のゲキのもと、ブラック企業も真っ青な激務で次々と不良債権を回収していきます。
現場を任された面々は、銀行等で主流を外れた面々で、だからこそ雑草魂で目の前の仕事に向かっていきます。
後半は中坊公平が引いた後です。
時代の流れもあり債権回収から企業再生へと舵を切り、初期の荒法師たちは潮時を感じて会社を去っていきます。
その一方で、バブルの怪商たちとの戦いは続いていきます。
著者は読売巨人軍の元代表ですが、こんなに面白いノンフィクションを書けるひとだとは思いませんでした。
こちらの方が天職なのかもしれません。
トッカイたちの奮闘を読みたいひとのために!