【映画】ゴーストバスターズ/アフターライフ [映画評]
1980年代に一世を風靡したゴーストバスターズ4作目です。
音楽はいつもの通りで、あのマシュマロマンも登場します。
ですが、基本的にはホラーでシリアスです。
さて、ストーリーですが、母兄娘のダメダメ家族がいます。母親が破産してアパートを追い出されたので、亡祖父が残した農場のボロ家に引っ越します。
この家に引っ越さないとストーリーが始まらないのですが、ここまでの運び方が、なかなか上手です。それぞれのキャラも活かされています。
母親は科学アレルギーで、娘は科学オタク。兄はなんだかナヨナヨしています。
その娘が中心となり家の秘密を探っていくと、祖父はゴーストバスターズだったことが判明します。
そして、街を襲うゴースト騒動。
娘と超自然マニアの友達、兄が片思いをしているバイト先の先輩がチームとなり、ゴーストを退治しようと決意します。
とまあ、これがざっくりとしたストーリーです。
基本構成はグーニーズです。
兄はすごくナヨナヨしていますが、ゴースト騒動を通して徐々にたくましく成長していきます。
最初はバラバラだった4人も、試練を乗り越えていくうちに結束を高めていきます。
おまけに、母親は娘のこれまた科学バカだけど無気力な教師に口説かれ、さらに母親と亡祖父との和解、さらにはオリジナルメンバーの再登場ととにかく要素を詰め込んでいます。
でも、ストーリーとして破綻はしていません。
あまりに要素を詰め込みすぎて、何がメインなのかあやふやになっている感はありますが、水準以上の面白さだと思います。
制作費75百万ドルで、興行収入2億4百万ドルなので黒字かなと思います。
名作ゴーストバスターズのファンのために!
ゴーストバスターズ/アフターライフ ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2022/05/25
- メディア: Blu-ray
音楽はいつもの通りで、あのマシュマロマンも登場します。
ですが、基本的にはホラーでシリアスです。
さて、ストーリーですが、母兄娘のダメダメ家族がいます。母親が破産してアパートを追い出されたので、亡祖父が残した農場のボロ家に引っ越します。
この家に引っ越さないとストーリーが始まらないのですが、ここまでの運び方が、なかなか上手です。それぞれのキャラも活かされています。
母親は科学アレルギーで、娘は科学オタク。兄はなんだかナヨナヨしています。
その娘が中心となり家の秘密を探っていくと、祖父はゴーストバスターズだったことが判明します。
そして、街を襲うゴースト騒動。
娘と超自然マニアの友達、兄が片思いをしているバイト先の先輩がチームとなり、ゴーストを退治しようと決意します。
とまあ、これがざっくりとしたストーリーです。
基本構成はグーニーズです。
兄はすごくナヨナヨしていますが、ゴースト騒動を通して徐々にたくましく成長していきます。
最初はバラバラだった4人も、試練を乗り越えていくうちに結束を高めていきます。
おまけに、母親は娘のこれまた科学バカだけど無気力な教師に口説かれ、さらに母親と亡祖父との和解、さらにはオリジナルメンバーの再登場ととにかく要素を詰め込んでいます。
でも、ストーリーとして破綻はしていません。
あまりに要素を詰め込みすぎて、何がメインなのかあやふやになっている感はありますが、水準以上の面白さだと思います。
制作費75百万ドルで、興行収入2億4百万ドルなので黒字かなと思います。
名作ゴーストバスターズのファンのために!
【書評】草薙厚子『元少年Aの殺意は消えたのか』 [書評]
少年Aの手記『絶歌』が出版されたのを受けての本です。
少年Aは日本で一番有名な仮名かもしれません。
1997年に発生した神戸連続児童殺傷事件の犯人で、犯行当時14歳。2名の児童を殺害し、1名に重傷を負わせました。
彼は逮捕されましたが、少年法の規定により氏名は伏せられます。
少年Aは治療が必要と判断され、4年間の関東医療少年院、4年間の少年院での治療、矯正教育を経て2005年には退院しています。
そして、いまは自由の身となり、手記『絶歌』の出版に至ります。
著者は『絶歌』を読み、あまりに身勝手な主張に矯正教育の失敗を悟り、その原因のひとつとして「広範囲性発達障害」を指摘します。
この事件を契機として、少年法の改正や、被害者側の人権の考慮などが進められました。
いくら少年とはいえ、2人を殺害、1人に重傷を負わせておいて「8年間の治療」のみ大手を振って外にでられたのではたまらない、というのが市民感情だと思います。
過ちなどではなく、明確な悪意のある犯罪については、厳しい態度で向かってもよいのではないかと思います。
少年犯罪について考えたいひとのために!
元少年Aの殺意は消えたのか 神戸連続児童殺傷事件 手記に見る「贖罪教育」の現実
- 作者: 草薙厚子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2015/08/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
少年Aは日本で一番有名な仮名かもしれません。
1997年に発生した神戸連続児童殺傷事件の犯人で、犯行当時14歳。2名の児童を殺害し、1名に重傷を負わせました。
彼は逮捕されましたが、少年法の規定により氏名は伏せられます。
少年Aは治療が必要と判断され、4年間の関東医療少年院、4年間の少年院での治療、矯正教育を経て2005年には退院しています。
そして、いまは自由の身となり、手記『絶歌』の出版に至ります。
著者は『絶歌』を読み、あまりに身勝手な主張に矯正教育の失敗を悟り、その原因のひとつとして「広範囲性発達障害」を指摘します。
この事件を契機として、少年法の改正や、被害者側の人権の考慮などが進められました。
いくら少年とはいえ、2人を殺害、1人に重傷を負わせておいて「8年間の治療」のみ大手を振って外にでられたのではたまらない、というのが市民感情だと思います。
過ちなどではなく、明確な悪意のある犯罪については、厳しい態度で向かってもよいのではないかと思います。
少年犯罪について考えたいひとのために!