【映画】アーノルドシュワルツネッガーのSF超人ヘラクレス [映画評]
ある意味、伝説となりうるアーノルド・シュワルツネッガーのデビュー作です。
シュワルツネッガーが演じるのはヘラクレスです。
父であるゼウスに反抗し、地上に落とされます。
ゼウスがたどり着いたのはニューヨーク。そこで様々なドタバタが発生するというコメディです。
いやあ、とにかく酷い。
B級以下のC級です。
そこがまた、マニア心をくすぐります。
まず、シュワルツネッガーの演技がとにかくひどい。アクションもアクションの体をなしていないし、セリフも棒読みです。
1970年公開で当時22~23歳。現役ボディビルダーだった時代ですが、それでもひどい。
また脇役もひどい。
途中で大学のスポーツ部に殴り込みをかけるのですが、このスポーツ部の動きがあまりにへっぽこです。とても最優秀選手たちにはみえません。走り幅跳びは小学生レベルです。しかも場所はただの広場です。
せめて、踏み切り板と砂場があるとことで飛んで欲しいものです。
途中でヒグマと戦うのですが、このヒグマもひどい。なんかデパートのイベントででてくるレベルの代物です。
音楽もお金がなかったためか、どんなシーンも同じ音楽ですし、おまけに字幕にも脱字があります。
(「レッドはを折られた」※骨が抜けている。とか、冥界の界が抜けていたり)
このあまりの酷さに笑ってしまいました。
たまにはこんな映画もいいものです。
伝説のデビュー作で笑いたいひとのために!
シュワルツネッガーが演じるのはヘラクレスです。
父であるゼウスに反抗し、地上に落とされます。
ゼウスがたどり着いたのはニューヨーク。そこで様々なドタバタが発生するというコメディです。
いやあ、とにかく酷い。
B級以下のC級です。
そこがまた、マニア心をくすぐります。
まず、シュワルツネッガーの演技がとにかくひどい。アクションもアクションの体をなしていないし、セリフも棒読みです。
1970年公開で当時22~23歳。現役ボディビルダーだった時代ですが、それでもひどい。
また脇役もひどい。
途中で大学のスポーツ部に殴り込みをかけるのですが、このスポーツ部の動きがあまりにへっぽこです。とても最優秀選手たちにはみえません。走り幅跳びは小学生レベルです。しかも場所はただの広場です。
せめて、踏み切り板と砂場があるとことで飛んで欲しいものです。
途中でヒグマと戦うのですが、このヒグマもひどい。なんかデパートのイベントででてくるレベルの代物です。
音楽もお金がなかったためか、どんなシーンも同じ音楽ですし、おまけに字幕にも脱字があります。
(「レッドはを折られた」※骨が抜けている。とか、冥界の界が抜けていたり)
このあまりの酷さに笑ってしまいました。
たまにはこんな映画もいいものです。
伝説のデビュー作で笑いたいひとのために!
【書評】小松左京『日本アパッチ族』 [書評]
小松左京の処女長編SFです。
戦後の大阪に「アパッチ族」と呼ばれるひとたちがいました。
彼らは爆撃で廃墟となった軍事工場跡に忍び込み、屑鉄をかっぱらっては売りさばいて生活していたのですが、そんな彼らをモチーフにしたSF小説です。
本書のアパッチ族は、食鉄族です。
舞台は失業すると追放区に放逐される新法が施行された世の中で、アパッチ族はその追放区にすんでいます。
彼らは鉄を食べることで肉体を鋼鉄化しているのですが、日本陸軍の襲撃を撃破し、テレビ出演を図るなどして人気者となります。
最後は日本政府との全面戦争となり、犠牲をはらいつつも、アパッチ族が勝利します。
まるで筒井康隆のような、変な設定の小説です。
途中もユーモアたっぷりで、さらにアパッチ族の生態を詳細に解説するなど、ある意味ではハードSFっぽいところも見せます。
歴史的な意義はいろいろあるかもしれませんが、荒唐無稽な設定を、気がるに楽しめる本だと思います。
記念すべき小松左京の処女SF長編を読みたいひとのために!
戦後の大阪に「アパッチ族」と呼ばれるひとたちがいました。
彼らは爆撃で廃墟となった軍事工場跡に忍び込み、屑鉄をかっぱらっては売りさばいて生活していたのですが、そんな彼らをモチーフにしたSF小説です。
本書のアパッチ族は、食鉄族です。
舞台は失業すると追放区に放逐される新法が施行された世の中で、アパッチ族はその追放区にすんでいます。
彼らは鉄を食べることで肉体を鋼鉄化しているのですが、日本陸軍の襲撃を撃破し、テレビ出演を図るなどして人気者となります。
最後は日本政府との全面戦争となり、犠牲をはらいつつも、アパッチ族が勝利します。
まるで筒井康隆のような、変な設定の小説です。
途中もユーモアたっぷりで、さらにアパッチ族の生態を詳細に解説するなど、ある意味ではハードSFっぽいところも見せます。
歴史的な意義はいろいろあるかもしれませんが、荒唐無稽な設定を、気がるに楽しめる本だと思います。
記念すべき小松左京の処女SF長編を読みたいひとのために!