第9回小説でもどうぞW選考委員版で佳作をいただきました。 [受賞報告・自作掲載]
ありがたいことに、4回目の佳作をいただきました。
テーマは「友だち」で、作品名は『キャプテン・スーサイド』です。
ちなみに最優秀を1回いただいています。
なお、W選考委員会版ではない通常版だと、最優秀1回、佳作5回・選外佳作7回です。
〔小説でもどうぞW選考員会版(第9回・結果発表、選考会)〕
https://koubo.jp/article/28415
〔作品〕
『キャプテン・スーサイド』 齊藤想
https://koubo.jp/article/28845
両先生の評価としては△です。
自分のこの作品を書きながら、ちょっと定型すぎるかなあ、という点は感じていました。
結末がありきたりという欠点を見事に指摘されてしまいました。
本作は映画『ペーパーマン』に登場するキャプテン・エクセレントを念頭に置いています。
そのため、どうしても映画の展開、結末に引っ張られてしまい、柔軟性に欠けてしまったように思います。
それでも佳作に選んでいただいたことに感謝です。
今回も大変勉強させていただきました。
次回も選ばれるように頑張りたいと思います!
具体的な技法はこちらの無料ニュースレターで紹介します。
次回は8/5発行ですが、本作の解説は10/5発行に掲載する予定です。
・基本的に月2回発行(5日、20日※こちらはバックナンバー)。
・新規登録の特典のアイデア発想のオリジナルシート(キーワード法、物語改造法)つき!
テーマは「友だち」で、作品名は『キャプテン・スーサイド』です。
ちなみに最優秀を1回いただいています。
なお、W選考委員会版ではない通常版だと、最優秀1回、佳作5回・選外佳作7回です。
〔小説でもどうぞW選考員会版(第9回・結果発表、選考会)〕
https://koubo.jp/article/28415
〔作品〕
『キャプテン・スーサイド』 齊藤想
https://koubo.jp/article/28845
両先生の評価としては△です。
自分のこの作品を書きながら、ちょっと定型すぎるかなあ、という点は感じていました。
結末がありきたりという欠点を見事に指摘されてしまいました。
本作は映画『ペーパーマン』に登場するキャプテン・エクセレントを念頭に置いています。
そのため、どうしても映画の展開、結末に引っ張られてしまい、柔軟性に欠けてしまったように思います。
それでも佳作に選んでいただいたことに感謝です。
今回も大変勉強させていただきました。
次回も選ばれるように頑張りたいと思います!
具体的な技法はこちらの無料ニュースレターで紹介します。
次回は8/5発行ですが、本作の解説は10/5発行に掲載する予定です。
・基本的に月2回発行(5日、20日※こちらはバックナンバー)。
・新規登録の特典のアイデア発想のオリジナルシート(キーワード法、物語改造法)つき!
【映画】007/リビング・デイライツ [映画評]
1987年公開のシリーズ15作目です。
ソ連崩壊が1991年なので、まだソ連が健在なときの映画です。
映画は00たちの訓練シーンで始まります。
そこで007の仲間が殺害されるのがプロローグです。
ストーリーはソ連からの亡命希望者を、ボンドたちが助けるところから始まります。
Qの作戦で無事に亡命は成功しますが、亡命者を狙う暗殺者が素人であることをボンドが見抜きます。
亡命者はМにソ連の秘密作戦を供述しますが、その直後にKGBの特殊部隊によって奪還されてしまいます。
実は亡命者は偽装で、英国に偽の作戦を吹き込むための罠でした。
亡命者はソ連で公金横領の罪に問われており、麻薬の密輸で稼いでいたので、英国の手を借りてKGBトップを殺害させようとしたのです。
全てを見抜いたボンドが、反撃に転じます。
というのがざっくりストーリーです。
007シリーズの見せ場はQの作る新兵器と派手なアクションです。
今回は雪上での逃走劇が見せ場ですが、最近の007を見慣れてしまうとちょっと地味かもしれません。
それでも後半に行くと、空中での格闘から敵を倒したと思ったら次は仲間の危機を救い、さらに燃料切れも切り抜けます。
最後の主敵との戦いも、ピンチからQの秘密兵器で逃れると、後半30分は仕掛けがてんこ盛りです。
これが007シリーズなのでしょう。
もちろんイチャイチャシーンもありますし、ボンドが敵に捕らわれるシーンもあります。
そこから脱出したときにおまけ的に陽気なアフガン人を助けるのですが、これがゲリラのリーダーでした。
そこからゲリラと共同作戦を取ります。
この辺りは『ランボー 怒りのアフガン』を髣髴とさせますが、ランボーが本作の翌年なので、007が本家ですね。
ゲリラ軍団は騎兵なので、騎乗での活躍も見どころのひとつです。
ジェームスボンドを演じたティモシー・ダルトンは、最も原作に近い007と言われたそうです。
製作費40百万ドルで、興行収入1億91百万ドルと人気シリーズに恥じない成績を収めました。
007シリーズファンのために!
ソ連崩壊が1991年なので、まだソ連が健在なときの映画です。
映画は00たちの訓練シーンで始まります。
そこで007の仲間が殺害されるのがプロローグです。
ストーリーはソ連からの亡命希望者を、ボンドたちが助けるところから始まります。
Qの作戦で無事に亡命は成功しますが、亡命者を狙う暗殺者が素人であることをボンドが見抜きます。
亡命者はМにソ連の秘密作戦を供述しますが、その直後にKGBの特殊部隊によって奪還されてしまいます。
実は亡命者は偽装で、英国に偽の作戦を吹き込むための罠でした。
亡命者はソ連で公金横領の罪に問われており、麻薬の密輸で稼いでいたので、英国の手を借りてKGBトップを殺害させようとしたのです。
全てを見抜いたボンドが、反撃に転じます。
というのがざっくりストーリーです。
007シリーズの見せ場はQの作る新兵器と派手なアクションです。
今回は雪上での逃走劇が見せ場ですが、最近の007を見慣れてしまうとちょっと地味かもしれません。
それでも後半に行くと、空中での格闘から敵を倒したと思ったら次は仲間の危機を救い、さらに燃料切れも切り抜けます。
最後の主敵との戦いも、ピンチからQの秘密兵器で逃れると、後半30分は仕掛けがてんこ盛りです。
これが007シリーズなのでしょう。
もちろんイチャイチャシーンもありますし、ボンドが敵に捕らわれるシーンもあります。
そこから脱出したときにおまけ的に陽気なアフガン人を助けるのですが、これがゲリラのリーダーでした。
そこからゲリラと共同作戦を取ります。
この辺りは『ランボー 怒りのアフガン』を髣髴とさせますが、ランボーが本作の翌年なので、007が本家ですね。
ゲリラ軍団は騎兵なので、騎乗での活躍も見どころのひとつです。
ジェームスボンドを演じたティモシー・ダルトンは、最も原作に近い007と言われたそうです。
製作費40百万ドルで、興行収入1億91百万ドルと人気シリーズに恥じない成績を収めました。
007シリーズファンのために!
第4期ヒューリック杯白玲戦女流順位戦展望【最終結果】 [将棋]
※◎○▲は開幕前の予想です。
[A級]◎福間香奈 ○加藤桃子 ▲伊藤沙恵 ※
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/a.html
伊藤女流四段が最終戦で福間香奈女流五冠に勝利し、プレーオフに持ち込みました。
得意の相振り飛車で、後手番なのに序盤の作戦勝ちから押しきる強い勝ち方でした。
プレーオフに勝ては、白玲戦初挑戦です。
降級は渡部愛女流三段、塚田恵梨花女流二段の3人。加藤女流二段は順位の差で残留、塚田女流二段は1期でB級に戻ることになりました。
来期の捲土重来に期待です。
[B級]◎鈴木環那 ○香川愛生 ▲中井広恵 ※
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/b.html
最終戦で勝利した鈴木環那女流三段が嬉しいA級復帰です。
和田あき女流二段、香川愛生女流四段は初のA級です。香川女流四段は実績十分ですが、和田あき女流二段がA級でどこまで頑張れるのか、健闘を祈りたいです。
降級は室田伊緒女流二段、北村桂香女流二段、中村真梨花女流四段の3人です。
中村女流四段は2期連続の降級となり、辛いところです。
[C級]◎内山あや ○山口恵梨子 ▲室谷由紀
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/c.html
ボーダーラインは6勝2敗となりました。
千葉涼子女流四段、岩根忍女流三段は1期でのB級復帰、頼本奈菜女流初段、加藤結李愛女流初段は初のB級です。
内山あや女流初段は6勝2敗ながら順位の差で昇級を逃しました。
降級は礒谷真帆女流初段、藤井奈々女流初段、渡辺弥生女流二段、山田久美女流四段の4人です。若手も降級するあたり、女流棋士界の厳しさを感じます。
[D級]◎磯谷祐維 ○今井絢 ▲木村朱里
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/d.html
36人の大所帯の中で、昇級を決めたのは7勝1敗の佐々木海法女流初段、6勝2敗の高浜愛子女流初段、長谷川優貴女流二段、長沢千和子女流四段、久保翔子女流1級です。
長沢女流四段は大ベテランで、60歳での昇級は快挙だと思います。
久保女流1級は久保利明九段の娘さんで、父と同じ振り飛車党です。今後の成長に期待です。
今井女流初段、磯谷女流初段は6勝2敗ながら順位の差で頭跳ねとなりました。
残すはA級プレーオフの福間女流五冠VS伊藤女流四段戦のみです!
[A級]◎福間香奈 ○加藤桃子 ▲伊藤沙恵 ※
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/a.html
伊藤女流四段が最終戦で福間香奈女流五冠に勝利し、プレーオフに持ち込みました。
得意の相振り飛車で、後手番なのに序盤の作戦勝ちから押しきる強い勝ち方でした。
プレーオフに勝ては、白玲戦初挑戦です。
降級は渡部愛女流三段、塚田恵梨花女流二段の3人。加藤女流二段は順位の差で残留、塚田女流二段は1期でB級に戻ることになりました。
来期の捲土重来に期待です。
[B級]◎鈴木環那 ○香川愛生 ▲中井広恵 ※
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/b.html
最終戦で勝利した鈴木環那女流三段が嬉しいA級復帰です。
和田あき女流二段、香川愛生女流四段は初のA級です。香川女流四段は実績十分ですが、和田あき女流二段がA級でどこまで頑張れるのか、健闘を祈りたいです。
降級は室田伊緒女流二段、北村桂香女流二段、中村真梨花女流四段の3人です。
中村女流四段は2期連続の降級となり、辛いところです。
[C級]◎内山あや ○山口恵梨子 ▲室谷由紀
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/c.html
ボーダーラインは6勝2敗となりました。
千葉涼子女流四段、岩根忍女流三段は1期でのB級復帰、頼本奈菜女流初段、加藤結李愛女流初段は初のB級です。
内山あや女流初段は6勝2敗ながら順位の差で昇級を逃しました。
降級は礒谷真帆女流初段、藤井奈々女流初段、渡辺弥生女流二段、山田久美女流四段の4人です。若手も降級するあたり、女流棋士界の厳しさを感じます。
[D級]◎磯谷祐維 ○今井絢 ▲木村朱里
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/4/d.html
36人の大所帯の中で、昇級を決めたのは7勝1敗の佐々木海法女流初段、6勝2敗の高浜愛子女流初段、長谷川優貴女流二段、長沢千和子女流四段、久保翔子女流1級です。
長沢女流四段は大ベテランで、60歳での昇級は快挙だと思います。
久保女流1級は久保利明九段の娘さんで、父と同じ振り飛車党です。今後の成長に期待です。
今井女流初段、磯谷女流初段は6勝2敗ながら順位の差で頭跳ねとなりました。
残すはA級プレーオフの福間女流五冠VS伊藤女流四段戦のみです!
【書評】早坂隆『鎮魂の旅~大東亜戦争秘録~』 [書評]
埋もれてしまったエピソードを掘り起こす旅です。
収録されているエピソードは10です。
・樺太看護団集団自決事件
→ 白虎隊を思わせます。精神的に追い込まれた女性たちの悲劇です。
・B29搭乗員を介錯した武士道の顛末
→ 満淵正明は食料も医療もないなか、苦しむ米兵を武士の情けで介錯を命じます。
戦後、野蛮な行為として戦犯として死罪となってしまいます。
・Uボート内で散った日本人技術者
→ 庄司元三軍事技術中佐の話。
ドイツから日本に潜水艦で帰還途中でドイツが降伏したための悲劇です。
有意な人材をこうして失ってしまいました。
・特攻隊発祥の地を歩く。
→ 敷島隊の隊員、谷暢夫(のんぷ)と母との愛情が胸を打ちます。
・函館俘虜収容所第一分所で何が起きたのか。
→ 平手嘉一大尉は、決められたとおりに、むしろ善意を持って捕虜を取り扱いましたが、それが虐待とみなされて死罪となります。
戦争で負けるというのは、こういうことです。ただただ悲しい。
・知られざる特攻兵器「震洋」が描いた航跡
→ こんな状態なっても戦争を続けなくてはならなかったのか、と思わせます。
・特攻にまつわる然る夫婦の相聞歌
→ 家族持ちは特攻から除外されていました。
特攻を志願する夫のために、妻と子どもが自殺してしまう話です。
教え子に特攻させておいて、自分が特攻しないわけにはいかない、という気持ちはわかりますが、なんとかならなかったのかと思ってしまいます。
・埋もれた史実「モンゴル抑留」の実態
→ シベリア抑留は有名ですが、モンゴルにも抑留はありました。
首都ウランバートルの近代化の労働力として投入されます。
こうした史実を残すのは大事です。
・敗戦の責任は何処に有りや。
→ 肥田武陸軍航空技術大尉は終戦時に軍人として責任を取って自決します。
戦争責任の取り方はひとそれぞれではありますが。
・台湾で神になった日本人兵士
→ 杉浦茂峰は、集落に墜落するのを回避するためにギリギリまで脱出を遅らせた結果、墜落死してしまいます。
こうした人が異国で祭られているのは、嬉しい限りです。
文学的な描写や作為が見られるところもありますが、丁寧な取材で好感が持てます。
ただただ、戦争は悲しいです。
埋もれつつあるエピソードを知りたいひとのために!
収録されているエピソードは10です。
・樺太看護団集団自決事件
→ 白虎隊を思わせます。精神的に追い込まれた女性たちの悲劇です。
・B29搭乗員を介錯した武士道の顛末
→ 満淵正明は食料も医療もないなか、苦しむ米兵を武士の情けで介錯を命じます。
戦後、野蛮な行為として戦犯として死罪となってしまいます。
・Uボート内で散った日本人技術者
→ 庄司元三軍事技術中佐の話。
ドイツから日本に潜水艦で帰還途中でドイツが降伏したための悲劇です。
有意な人材をこうして失ってしまいました。
・特攻隊発祥の地を歩く。
→ 敷島隊の隊員、谷暢夫(のんぷ)と母との愛情が胸を打ちます。
・函館俘虜収容所第一分所で何が起きたのか。
→ 平手嘉一大尉は、決められたとおりに、むしろ善意を持って捕虜を取り扱いましたが、それが虐待とみなされて死罪となります。
戦争で負けるというのは、こういうことです。ただただ悲しい。
・知られざる特攻兵器「震洋」が描いた航跡
→ こんな状態なっても戦争を続けなくてはならなかったのか、と思わせます。
・特攻にまつわる然る夫婦の相聞歌
→ 家族持ちは特攻から除外されていました。
特攻を志願する夫のために、妻と子どもが自殺してしまう話です。
教え子に特攻させておいて、自分が特攻しないわけにはいかない、という気持ちはわかりますが、なんとかならなかったのかと思ってしまいます。
・埋もれた史実「モンゴル抑留」の実態
→ シベリア抑留は有名ですが、モンゴルにも抑留はありました。
首都ウランバートルの近代化の労働力として投入されます。
こうした史実を残すのは大事です。
・敗戦の責任は何処に有りや。
→ 肥田武陸軍航空技術大尉は終戦時に軍人として責任を取って自決します。
戦争責任の取り方はひとそれぞれではありますが。
・台湾で神になった日本人兵士
→ 杉浦茂峰は、集落に墜落するのを回避するためにギリギリまで脱出を遅らせた結果、墜落死してしまいます。
こうした人が異国で祭られているのは、嬉しい限りです。
文学的な描写や作為が見られるところもありますが、丁寧な取材で好感が持てます。
ただただ、戦争は悲しいです。
埋もれつつあるエピソードを知りたいひとのために!