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【映画】未知との遭遇 [映画評]

アカデミー賞2部門受賞の1977年SF映画です。


未知との遭遇 スペシャル・エディション [Blu-ray]

未知との遭遇 スペシャル・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2011/02/23
  • メディア: Blu-ray



当時のオカルトブームを反映した作品だと思います。
ジョン・アダムスキーが宇宙人とコンタクトを取ったと主張したのが1950年代です。
そこからいろいろなオカルトブームがあり、映画でもときおりオカルトワードが出てきます。
さて映画ですが、冒頭で過去のに行方不明になった戦闘機群や貨物船が突如として当時のまま発見される不可思議な現象が描かれます。
その後、謎の発行体(UFO)が米国内で目撃され、機械の誤作動など次々と奇妙な現象が起こります。
主人公は電力会社に勤める電気技師ですが、UFOと遭遇し、UFOに夢中になってしまいます。
会社はクビになり、家族とも別居するようになります。
この主人公の狂気の表現が、なんともいえず恐ろしいです。
もうひとつの軸として、幼い男児と暮らす母親がいます。男児がUFOに導かれて家を出て、探しにでたところで主人公と出会います。
後半はUFOに遭遇したひとたちがある共通のイメージを持つことを知り、そのイメージの場所、デビルスタワーを主人公と母親は目指します。
そこで二人は出あい、政府が宇宙船とコンタクトを取っている姿を目撃します。
宇宙船からでてきたのは、行方不明になったひとたち。その中には、母親の男児もいます。
最後に宇宙人たちは、主人公を宇宙船に招待して、宇宙へと帰っていきます。
何十年たっても時代を感じない映画もあれば、その逆の映画もあります。
本作は、やはり時代を感じてしまいました。
特殊効果を少なくするように、撮影には様々な工夫がされています。
しかし、その技法が時代を感じてしまうといいますか。それだけ様々な映画で使われている技法ということなのですが。
ストーリーも平坦で、主人公は家族と決裂してしまいますが、回復されることはなく、決裂したまま宇宙へと旅立ってしまいます。
宇宙人も最初から最後まで友好的です。
それでも製作費20百万ドルで、興行収入3億7百万ドルの大ヒットとなりました。時代ですかね。

映画史上名高いSF映画を楽しみたいひとのために!
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【書評】月原渉『犬神館の殺人』 [書評]

使用人探偵シズカシリーズの1冊です。


犬神館の殺人 (新潮文庫nex)

犬神館の殺人 (新潮文庫nex)

  • 作者: 渉, 月原
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: 文庫



舞台は人里離れた場所にある邸宅です。
そこで『犬の儀式』という奇妙な儀式が執り行われます。
儀式を邪魔されないために三重の扉に隔てられた密室を作り、扉の前には贄として生きた人間が棺桶に入れられ、扉が開けられるとギロチンで贄の首が切られます。
かなり常道を逸した設定です。
もちろん扉は開かれて贄が次々と命を落とすのですが、内側から開かれたことから密室内に犯人がいるはずなのに、見つかるの死体ばかり。
いるはずの犯人がいない。
この真相はどこにあるのか、というのが大まかなストーリーです。

こうした奇妙な風習系の作品は好きなのですが、シズカのキャラがあまり目立っていないのと、描写の流れが自分には読みにくくて、イメージするのが難しかったです。
好き嫌いが分かれる作品かもしれません。

奇妙な儀式を舞台とするミステリを読みたい人のために!
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