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【映画】ブレードランナー2049 [映画評]

伝説的SFブレードランナーの35年ぶりの続編です。


ブレードランナー 2049 4K ULTRA HD & ブルーレイセット(通常版) [4K ULTRA HD + Blu-ray]

ブレードランナー 2049 4K ULTRA HD & ブルーレイセット(通常版) [4K ULTRA HD + Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: Blu-ray



主人公は新型人造人間「レプリカント」の捜査官Kです。
Kは隠れ住む旧型レプリカントを追跡し、解任(抹殺)する仕事に従事しています。彼の恋人はAIのジョイです。
主人公はある農場で隠れ住んでいた旧型レプリカントを抹殺したあと、埋められていたトランクを発見します。
その中身は30年ほど前に死亡したレプリカントの遺骨で、しかも帝王切開の跡が見られました。
レプリカントは繁殖できないはずなのに。
この旧型レプリカントは、前作でブレードランナー、デッカードの恋人だったレプリカントです。
という感じでストーリーは続いていきます。
後半に前作でデッカード役を演じたハリソン・フォードが、本作でも年老いたデッカード役として再登場です。
基本的には主人公の成長物語です。
主人公は人間に作られたレプリカントとして、かつての同胞を殺すことに躊躇しません。
しかし、子供の存在を知り、自分の記憶に疑問を持ったことから、自分なりの生き方を模索することになります。
ラストはハリウッドらしく格闘シーンがあり、主人公が勝利します。
自分は吹き替え版で見た(amazon primeに字幕がなかったので)のですが、背景音と吹き替えの音量のバランスが悪いのか、それとも声質の問題か、セリフが聞き取りにくくて難渋しました。
自分は耳が悪いので、吹き替え版はちょっと辛いです。
アカデミー賞2部門受賞を始めとして、受賞歴多数です。その受賞で目立つのが撮影賞と美術賞で、世界観に沿った近未来描写が評価されたのかなと思います。
前作でも日本が少し登場しますが、本作でもチラリと日本語がでてきます。遊び心ですかね。
大作らしく興行収入は2億59百万ドルを稼ぎ出しましたが、製作費も1億50百万ドルと経費がかかっているため、おそらくは赤字かと思います。
残念。

有名SF映画の続編を楽しみたいひとのために!
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第95期ヒューリック杯棋聖戦第1局(藤井聡太棋聖VS山﨑隆之八段) [将棋]

山﨑八段が15年ぶりにタイトル挑戦です。

〔主催者サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/

山﨑八段はタイトル戦に登場するのはなんと15年ぶりです。
タイトル戦の登場間隔史上1位……かと思いきや、上がいました。
1位は西村一義九段でなんと18年です。
1969年に王位戦で大山康晴に挑戦して破れ、1987年に棋聖戦で桐山清澄に挑戦して敗れています。
年齢でいうと28歳と46歳です。西村九段のタイトル挑戦はこの2回で終わりました。
ちなみに女流では山田久美が25年というとんでもない記録を持っています。
山﨑八段はタイトル初挑戦が2009年王座戦なので28歳です。そして今回43歳で2回目のタイトル戦です。
王座戦では羽生王座相手3連敗したため、まだタイトル戦で勝利したことはありません。
棋聖戦前のインタビューでは、「最後」を強調しているように感じました。年齢的に、いつトップ棋士と対戦でくなくなってもおかしくない。
自虐的なキャラの山﨑八段ですが、これはキャラではなく本心かなとも思いました。
さあ山﨑八段は強敵藤井棋聖を相手に、最後の勝負とばかりにタイトル初勝利を挙げることはできたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/95/kisei202406060101.html

ということで将棋です。
振り駒の結果、先手は山﨑八段となりました。
となれば、一番の得意戦法である相掛りが発動です。
とはいえ研究勝負の棋士ではないのでフィーリングです。
37手目に後手の桂馬の活用を阻む7五歩が指されました。しかし、その瞬間に評価値が藤井棋聖に振れ始めます。
藤井棋聖は自らの玉頭方面ですが、先手陣の桂頭を狙って筋違い角を放ちます。ここからがチョイ悪からの逆転術にたける山﨑八段の本領発揮といきたいところですが、今回はさすがに相手が悪すぎました。
あやを求めてアクロバティックな手を連発しますが、藤井棋聖は終始冷静でした。
90手まで藤井棋聖が完勝し、永世棋聖に向けてまずは幸先の良い1勝を上げました。
山﨑八段はタイトル戦初勝利を目指しましたが、次局以降にお預けです。

棋聖戦第2局は、6月17日に新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」で行われます!
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【書評】早坂隆『日本の戦時下ジョーク集~満州事変・日中戦争編~』 [書評]

戦時下でも日本にはジョークが溢れていました。


日本の戦時下ジョーク集 満州事変・日中戦争篇 (中公新書ラクレ)

日本の戦時下ジョーク集 満州事変・日中戦争篇 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2021/07/25
  • メディア: 新書



太平洋戦争というと、悲惨さをアピールするか、軍事的な側面を解説した本が多数です。
そうした中で、ジョークを取り上げた本書は異彩を放ちます。いつの時代も”笑い”は求められており、不自由な戦時下でも同じです。
いまよんでも、クスリと笑ってしまう小噺がたくさん収録されています。
本書は満州事変(昭和6年ころ)から始まります。
そのころは、まだ戦争は遠くの国の出来事であり、兵隊たちが戦っている感覚だったと思います。
エノケン、エンタツ・アチャコ、ミスワカナ・玉松一郎たちが人気を博し、秋田實が漫才の台本を書きまくっていました。
しかし、昭和15年ころになると台本に検閲が入るようになり、国策に反する演目はできなくなります。
そうした不自由さがあったものの漫才は続けられ、昭和15年には雑誌の出版部数がピークを迎え、まさに全盛期を迎えます。
こうして、太平洋戦争へと突入していきます。

戦時下のジョークを知りたいひのために!
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