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【DVD】アニメンタリー 決断 [映画評]

昭和46年に放映された太平洋戦争を題材にしたアニメです。


アニメンタリー決断 DVD-BOX

アニメンタリー決断 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD



制作はタツノコプロです。
真珠湾から終戦までを指揮官の決断をテーマに描きます。
意外と細部に拘っていて、後で調べて「これは演出ではなくて事実だったのか」と驚くことあれば、ルンガ沖夜戦で実際には輸送作戦に失敗したのに成功したように描いたりして、このあたり方向性に混乱が見られます。
ただ、非常によくできたドラマです。
指揮官の決断の功罪については、結果論ではなんともいえます。このドラマでも、結果論としか思えない箇所も多数あります。
ただ、決断の重さ、決断を出すまでの困難さ、決断をくだした以上は結果を引き受ける、というテーマは現在にも通じると思います。
基本的に1話完結で、シナリオも終盤の指揮官の決断を引き立てる構造となっています。
wikiを見ると、監修者やスポンサーの軍ОB、押絵画家はリアリティにこだわったためスケジュールが圧迫されたとあります。キャラの顔も劇画調で本人に似せておりますので、これは大変です。
絵が足りない部分はカメラワークでかなり引っ張っており、なるほどなあ、と頷けます。
太平洋戦争の経験者で、将官クラスでもまだ存命の方が多数いた時代でした。それだけに難しい面があったのかもしれません。

リアルな戦争ドラマを堪能したいひとのために!
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【書評】早坂隆『世界の日本人ジョーク集』 [書評]

お国柄をあらわしたエスニックジョーク集です。


世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2006/01/01
  • メディア: 新書



出版されたのが2005年なので、日本はバブル崩壊後の不況に苦しんでいた時代です。
そのため、日本人のイメージとして、勤勉・真面目・高い技術とともに、エコノミックアニマル的なジョークもたくさん収録されています。
本書は日本人がでているジョークを集めたものなので、日本人がオチになっているとは限りません。
イギリス人の料理下手、ロシアの低い技術、アメリカ人の訴訟好き、フランス人の浮気は鉄板ネタのようです。形を変えて何度もでてきます。
いまはエスニックジョークを披露するのも難しい時代にはなっていると思いますが、あとがきの〆の文章、

>イギリスの哲学者フランシス・ベーコンの『学問の進歩』(岩波文庫)より、こんな言葉を。
>「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」

には心から同意します。

飛び切りのエスニックジョークを楽しみたいひとのために!
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