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【書評】ベスト本格ミステリTOP5 002 [書評]

2015年に発表された短編ミステリベストです。


ベスト本格ミステリ TOP5  短編傑作選002 (講談社文庫)

ベスト本格ミステリ TOP5 短編傑作選002 (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/02/15
  • メディア: 文庫



編集は本格ミステリ作家クラブです。
てっきりパズル要素の強い本格ミステリばかりかと思ったら、意外にも多彩に富んでいます。
舞台を江戸に置いた『新陰流”水月”』や、明治初期の監獄を舞台にした『監獄舎の殺人』もあれば、冴えないバーのマスターが半額でブランド物のロックグラスを購入するという奇妙な出来事の理由を探る『不透明なロックグラスの問題』もあります。
ユーモアあふれる『まちがえられなかった男』に、もちろん本格トリックの『G坂の殺人事件』も収録です。
これだけ多様な作品が収録されているので、どれかひとつは、読者にとって当たりの作品があると思います。

短編ミステリを楽しみたいひとのために!
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