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第32回TO-BE小説工房で『最終切符』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

5年ぐらい前ですが記録のために記事をUPしています。
これが選外佳作としては初めてで、テーマは「切符」でした。

〔TO-BE小説工房〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/tobe-2/tobe_32/tobe_32_b2.html

〔作品:齊藤想『最終切符』〕
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2017-11-26
※作品は上記URLを参照

今回はショートショートの技法を使いました。
冒頭に切符を出して、そこでは「二人を繋ぐアイテム」としての役割を持たせます。
後半にその切符が効力を発揮すると思いきや、実はその希少性からたまたま「高付加価値がついた」だけであり、金儲けの道具となります。
と思わせて、やっぱり「二人を繋ぐアイテム」に戻った、という二段構えになります。
ショートショートの重要な技法に「意味の二重性」があります。
今回は切符に「二人を繋ぐアイテム」と「高付加価値のついた商品」という二重性を持たせました。Aと思わせてBだった、というのは基本形になります。今回はさらに捻ってAに戻してみました。
この意味の二重性は基本的な技法なので、ぜひともマスターしてください。

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