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【書評】兵頭二十八『日本転覆テロの怖すぎる手口』 [書評]

テロの現状と、テロの手口あれこれです。


日本転覆テロの怖すぎる手口 スリーパー・セルからローンウルフまで (PHP新書)

日本転覆テロの怖すぎる手口 スリーパー・セルからローンウルフまで (PHP新書)

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/08/18
  • メディア: 新書



著者は軍事評論家として知られています。
その著者がテロの現状、北朝鮮の動向、テロの手口について順次説明します。
まずテロの現状ですが、テロ組織としては、政府側のAIが発達して、大掛かりな作戦は事前に発覚する恐れが高まったので、少人数型が増えているとの解説です。
北朝鮮は現在資金不足のため必死に金儲けに走っている模様。
テロの手口で一番怖いと思ったのは、いまある対立を増幅させる方法です。
例えば犬の糞に病原菌を潜ませておく。
健康被害が続出したら、犬嫌いは犬好きを恨むようになり、地域の分断が増幅されるだろう。
こうした静かなテロこそ、一番怖いのかもしれません。
分断工作は、いろいろなところで、実際に行われていますので。

テロについて知りたいひとのために!
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