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第33期女流王位戦第2局(里見香奈女流王位VS西山朋佳女流二冠) [将棋]

西山白玲の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

女流王位戦は女流棋戦で3番目に古いタイトル戦です。
とはいえ女流王将戦は一時休止していたので、継続しているタイトル戦では女流名人戦に次ぐ歴史を持っています。
優勝賞金は非公開ですが、タイトル戦の序列は賞金順になっていますので、女流王座戦500万より低いことは確実です。
女流王座戦を創設する際に、既存タイトル戦の賞金を参考にしていると思うので、そこから考えると300万ぐらいかなあと勝手に想像しています。
個人的には賞金額を公表しても良いのではと思いますが、スポンサーの意向もあるので、なかなか難しいのかもしれません。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/33/joryu-oui202205110101.html

ということで、将棋です。
振り飛車党の両者なので、やはり相振り飛車となりました。里見女流王位は、相振り飛車になると分かっていても中飛車に構えます。
当然振りなおすことになりますが、やはり拘りなのでしょう。
戦いは手将棋となり、ポジション争いの小競り合いが続きます。ただ、先手の里見女流王位が攻撃の合図である端歩の突き捨てを敢行したのに、駒が前に出ていかないのは変調に思います。
それでも、悪くしないように粘り強く指していきます。
里見女流王の駒が本格的に前に出るようになったのは、120手目を越えてからです。
飛と角の取り合いからと金を作ることに成功してからは里見女流王位のペースです。
西山白玲としては、ポジション争いの間に剛腕を発揮するチャンスを狙っていたと思いますが、隙を見せなかった里見女流王位の我慢が実ったとも言えます。
西山白玲は最後に入玉を目指しますが、最後は即詰みに打ち取り、161手まで里見女流王位が1勝を返しました。

これで1勝1敗のタイです。
第3局は、5月25日に福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸で行われます!
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