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創作状況【2月上旬】 [ぼくの公募状況]

自作が収録されている『ショートショートの宝箱5』が2月15日に発売です!

【第173回の内容紹介】
◆創作に役立つ本 ~ ハンス・ロスリング『FACT FULNESS』~
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第4回)
◆おまけのもう1作
◆公募情報数点

 来月のテーマは「情報の真偽を判断する方法」についてです。
 次回発行は3月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
 https://www.arasuji.com/mailmagazine.html
 ※ページの下の方に登録フォームがあります。

【ショートショートガーデン】
外国で問題になりつつあるテーマを取り上げてみました。○○○○棒で殴られそうですが。
〔選考基準〕
https://short-short.garden/S-uCTrMr

【小説でもどうぞ】
今月のテーマは「写真」です。
少しアイデアの作り方を変えてみたが、うまくアイデアが作品としてまとまらない。
で3.5枚まで書いたが構成的にいまいちなので、書き直して、また書き直してようやく5枚にまとまる。
複雑な作品ではなく、一発ネタのショートショートなんですけどね。
あとは地道に推敲をしていきます。


【yomeba!】
ショートショートの宝箱の最新作の感想です。

 ピーター・モリソン 『布団の中の仲居さん』

余命を告げれた主人公が旅にでて、そこで勝手に布団に入り込む仲居さんと出会います。
その仲居さんは不思議な力を持っていて、死の床を巡ることができます。
これ自分の感覚ですが、前半がもっさりかなあと。
「余命を告げられ、旅に出た」で始まりますが、どんな病気か分かりませんし、本人は腹部に違和感があるだけで、至ってピンピンしています。
この設定の必要性がピンとこないのと、ラスト近くで唐突に母がでてくるので、伏線の貼り方がちぐはぐなような気がします。
ラストもいまひとつです。
ただ「温もりは消えない。ただ居場所を変えるだけで」というセリフが印象の残りました。
むしろこのセリフを軸にストーリーを作って欲しかったなあと感じました。
物語になる力を秘めたセリフだと思うので。


【星新一賞】
第7回星新一賞受賞作品を順番に読んでいます。

・ジュニア部門 優秀賞 『何かやり残し保険』 蓑田竜也

死んだら記憶や思考がAIにコピーされて、5日間だけやり残したことを実行できるというアイデアです。
ですが、厳しいことを言えば成立していません。
あくまでコピーであり、本人は死んでいます。
オチは保険のさらなる延長を進められることなのですが、本人が死んでいるのでコピーには権利能力がありません。コピーではなく、権利能力を有したままAIに移行する必要があります。
また、著者が中学生ということを割り引いても、文章力が不足しています。例えば冒頭を「朝、レイジはいきなり目が覚めた。というより、いきなり部屋の中に立っていた」ではなく「出勤時間5分前に目覚めるはずが、気が付いたらすでに部屋の中で立っていた」とすれば、さり気なくキャラが社会人であることや、説明ができます。
こうした様々な工夫を「これから勉強」という感じですね。


【創元SF短編賞】
古いNHKスペシャルを視聴する。
ひも理論だけど、なんか、現実感が湧かないんだよなあ。
それより数学的矛盾に取り組み、結果として数式が世界の謎を明かしていく過程が興味深い。
これをストーリーにするのは相当難易度が高いですが。

【坊っちゃん文学賞】
受賞作と受賞者による新作を集めた作品集『夢三十夜』を読む。
通してまとめて読むと、思ったより伝統的な形式が多いことに気が付く。
さてさてどうしようかなあ。

【その他モロモロ】
・「海上保安の日」俳句コンテストに応募してみる5月12日発表です。
・めかぶ川柳に応募してみた。2月14日発表です。
・2021年でんち川柳コンテストに応募。ベタ作品を3つ。2月下旬発表だけんども。
・福島正実SF童話賞は時期が近付いたら考える。
・みんなが作る「5秒後」コンテストは12月中旬発表予定が2月上旬に変更。

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