SSブログ

創作状況【1月下旬】 [ぼくの公募状況]

インフルエンザがほとんどでないのに、オミクロン株の感染力はものすごいです。

【サイトーメルマガ第172回の内容紹介】
◆創作についてのエッセイ「自信作について」
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第3回)
◆おまけのもう1作
◆公募情報数点
 来月のテーマは自信作について思うことです。
 次回発行は2月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
 https://www.arasuji.com/mailmagazine.html
 ※ページの下の方に登録フォームがあります。

【ショートショートガーデン】
これは小松左京のパニックSFを読んで、考えたコネタです。よくありそうな話ではありますが。
〔画面の向こうの戦争〕
https://short-short.garden/S-uCTrGU

【小説でもどうぞ】
予定通り2作応募する。
最後の最後で少し推敲をする。時間をおいて見返すと、不自然な部分がすっと目に入ってくる。
多少でありますが、文章的には少し向上した気分。
来月は「写真」です。
次回から少しアイデアの作り方を変えてみよう思う。マズはトライ&エラーで。


【yomeba!】
さて、応募が終わったので前回の受賞作の感想を再開する。

 望月滋斗 『ついてきた黒子』

舞台にいる全身黒ずくめの黒子。
その黒子が俳優希望の女子の前に現れて、いろいろ世話をしてくれる話です。
黒子のおかげでオーディションを勝ち抜くのですが、黒子の存在を気づかれて消えしまいます。
そして、ラストです。
ショートショートではなく掌編ですね。
オーディションに早着替えがあるところや、オーディション受験希望者に衣装を貸し出すところとか、そもそも早着替えに黒子が必要なところとか、そのオーディションをおじいシャンが舞台のそでから見ているところとか(劇場関係者という設定はありますが)、突っ込みたくなるシーンがいろいろあります。ラストの理屈も強引です。
ですが、設定としてはベタながらも面白いですね。
テーマとの親和性の高さで選ばれたのかな、と思います。


【星新一賞】
第8回星新一賞受賞作品を読み終わったので、次は第7回星新一賞受賞作品を順番に読んでいきます。

・ジュニア部門 優秀賞 『おじいちゃんの思い出』 下平千歳

100年後の未来が舞台です。
小学生のチトはお祖父ちゃんの家にいくのが好きなのですが、そのお祖父ちゃんは実は立体映像だったという話です。
前半の描写はほぼ不要ですね。車を無くしたとか、アスファルトを剥いだとか、ストーリーには関係ありません。ある意味では星新一賞らしいですね。
おじいちゃんの家での描写が秀逸です。簡潔な描写でピアノ、科挙、チェスと3つ盛り込んでいます。ここが長いとシツコク感じますが、簡潔にすることですらりと読ませます。
描写が絶賛されていますが、描写というより祖父に何をさせるかという題材の選択と、祖父の行動、さらには文章量のバランスが絶妙です。天性の素質を感じます。
講評で、祖母が「私が死んでも、映像にはしないで」と言ったことが絶賛されていますが、おそらくは偶然の産物です。
祖父と祖母の両方を出すとチトとの交流が薄まるため片方に絞る必要があります。そこで祖母を登場させない理由として「私が死んでも、映像にしないで」という理由を作り上げたのだと思いますが、その偶然を上手くストーリーに溶かしこんでいます。
第7回星新一賞受賞作品の中で、ピカイチの作品です。


【創元SF短編賞】
例年だと1次通過発表は2月下旬ですかね。
あんまり期待できる作品ではないので気持ちは来年。
書きはじめるのは大変だけど、書き始めるとなんだかんだと楽しいので、来年も自分が楽しいと思える作品を書いてみたい。
奇妙な科学理論をベースにしたいなあ。


【坊っちゃん文学賞】
ショートショートガーデンに『時間の夏休み』に田丸先生からコメントをいただいたが、同じ設定で別のショートショートを書いて坊ちゃん文学賞に応募していたりする。
ちょっとまずかったかなと反省。受賞作が決まった後が良かったかも。
発表は2月下旬です。
来年用のアイデアを二つ書きますが、ボツにしてショートショートガーデンに回します。アイデア的に、長くすると冴えなくなるので。


【その他モロモロ】
・めかぶ川柳に応募してみた。2月14日発表です。
・2021年でんち川柳コンテストに応募。ベタ作品を3つ。2月下旬発表だけんども。
・福島正実SF童話賞は時期が近付いたら考える。
・みんなが作る「5秒後」コンテストは12月中旬発表予定が2月上旬に変更。

nice!(8)  コメント(15) 
共通テーマ: