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【書評】筒井功『葬儀の民俗学~古代人の霊魂信仰~』 [書評]

著者は元共同通信記者です。


葬儀の民俗学---古代人の霊魂信仰

葬儀の民俗学---古代人の霊魂信仰

  • 作者: 筒井 功
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2010/03/11
  • メディア: 単行本



テーマは多岐にわたっています。
クスノキがなぜ神木とされてきたのかから始まり、柱を立てること、聖数論などいろいろです。
民俗学といえば柳田国男と折口信夫ですが、両碩学の論を紹介しつつも、自説を挟み込んでいきます。
経歴からすると本職の研究者ではないと思われますが、自分の足で現地を訪れ、様々な調査を重ねていることに感服です。
努力の跡が色濃く残る本だと思います。

古代史に興味のあるひとに向けて!
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