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第80期順位戦展望【A級、C級2組・中盤戦】 [将棋]

〔A級対戦表〕 
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2021/80a/index.html

挑戦権争いは斎藤慎太郎八段が6勝0敗でトップです。2番手が2敗の糸谷哲郎八段なので、あと1つ勝てば最低でもOPです。次節で挑戦が決まるかもしれません。
糸谷八段は最終戦に斎藤八段との直接対決が残っているのが望みです。これからひとつも落とせません。
残留争いですが、山崎隆之八段が1勝5敗と苦しいです。残り3戦で最低でもあと2勝、3勝しても展開によっては陥落です。順位10位は厳しいです。
残り1枠は2勝の菅井竜也八段と羽生善治九段の争いです。
順位の低い羽生九段は最低でも1勝、普通に考えれば2勝は欲しいところ。残り3戦が斎藤八段、永瀬王座、広瀬九段と厳しい当たりなので、いよいよA級連続がピンチです。
永瀬王座との相性の悪さを思えば、次戦が勝負です。
振り飛車に拘る菅井八段は苦戦中ですが、羽生戦との白星が大きく、あと1つ勝てば残留できそうです。
ただ、この1勝が厳しいのがA級なのですが。

〔C級2組対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2021/80c2/index.html

全勝は服部慎一郎四段と西田拓也五段。服部四段は順位もよく1敗してもOKなので昇級確率は高そうです。西田五段は順位が悪いだけに、本田奎五段との対戦が大勝負です。
1敗勢は本田五段も含めて4人。1敗すれば脱落のサバイバルゲームです。
藤井四冠と同世代の、伊藤匠四段も1敗で昇級戦線に残っています。ただ、新四段のため順位が低く、現時点で6番手のため微妙です。
2敗している佐々木大地五段、池永天志五段は上位陣との直接対決がないため苦しそうです。
残留争いですが、降級点2点もちだと、序盤のエジソンこと田中寅彦九段が1勝6敗と引退のピンチです。年齢を考えれば、十分活躍したといえるのですが。
佐藤天彦九段の師匠である中田功八段も2勝5敗と苦しいです。54歳なので、まだフリークラスで指せるのですが。
降級点1つもちが下位に沈んでいるため、来年は降級点2つ持ちが大量発生しそうな予感。

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