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第13期マイナビ女子オープン第1局(西山朋佳女王VS加藤桃子女流三段) [将棋]

※4月7日に行われた対局です。
西山女王が3連覇を目指します。

〔中継サイト〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

西山女王は奨励会3段で、前期は四段昇段まであと1歩のところまで迫りました。
最終成績は14勝4敗で、最終節最終局まで昇段の可能性を残していましたが、自身が勝利したもののライバルも勝ったため、惜しくも次点です。
藤井聡太七段が三段リーグを抜けたときの成績が13勝5敗です。
14勝4敗は通常であれば昇段する成績であり、来期も同じ成績であれば順位1番であるためほぼ昇段です。
三段リーグには自然と棲み分けが出来ていると聞きます。
強い三段、普通の三段、弱い三段です。
昇段を争ったのが1期だけなのでまだ「強い三段」とは言いづらいですが、少なくとも「普通の三段」以上かと思います。
さあ、「普通の三段以上」として、加藤桃女流三段相手に横綱相撲を見せることができるでしょうか!

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/13/mynavi202004070101.html

ということで将棋です。
先手は加藤女流三段です。
生粋の振り飛車党の西山女王と居飛車党の加藤女流三段との戦いなので、すんなりと対抗形になります。
西山女王の三間飛車に加藤女流三段は穴熊に組みますが、銀でハッチを占めただけで先手が6筋から積極的に仕掛けます。
後手が金を凧のようにスルスルと上げてプレッシャーをかけますが、撤退せざるをえないのならやや作戦失敗です。
西山女王は端を絡めながら嫌味をつけていきますが、自然な対応で先手がリードを広げます。
勝負手を続けた結果なので止むを得ないのですが、最後は思わぬ大差となります。
128手まで指し続けたものの、西山女王は無念の投了となりました。
加藤女流三段が5連敗中だった難敵に快勝で、まずは先勝です。

第2局はコロナ対策のため対局場を変更し、4月16日(木)東京都渋谷区「将棋会館」で行われます!
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