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【書評】大山康晴『不動心論』 [書評]

昭和の大名人、大山康晴が心の持ち方を説きます。


不動心論

不動心論

  • 作者: 大山 康晴
  • 出版社/メーカー: ロングセラーズ
  • 発売日: 2017/05/19
  • メディア: 新書



大山康晴十五世名人は歴代2位のタイトル80期という記録もありますが、何よりすごいのが69歳で死去するまでA級の座を守り通したことです。
おそらく空前絶後でしょう。
その大山康晴が晩年になり、自分の心のありかたを将棋を通して語るのが本書です。
これは自分なりの解釈ですが「考えに考え抜いた末に、無我の境地に達する」が大山康晴の理想だと思います。
大山康晴は63歳で中原名人に挑戦しましたが、そのときの心境が細かく書かれていて興味深いです。

大山康晴の境地に触れたいひとのために!
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