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【書評】山下昌也『貧乏大名”やりくり”物語~たった五千石!名門・喜連川藩の奮闘~』 [書評]

たった五千石なのに大名とされていた喜連川藩の奮闘です。


貧乏大名“やりくり”物語 たった五千石! 名門・喜連川藩の奮闘 (講談社+α文庫)

貧乏大名“やりくり”物語 たった五千石! 名門・喜連川藩の奮闘 (講談社+α文庫)

  • 作者: 山下 昌也
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/08/19
  • メディア: 文庫



歴史好きなひとはご存知かと思いますが、大名の基準は1万石以上で、喜連川藩はその基準に達していません。
しかし、足利家に繋がる名門であるという理由で大名としての格式を持ち、しかも”御所様”と呼ばれることを許された家がありました。
とまあ、前半はほぼほぼこの大名の奇妙な来歴に費やされます。
藩運営は後半だけですが、唯一の産業は宿場町があったことだけです。
小さな藩なのでたいしたことはできません。
それでも、精一杯の善政を引いたことだけは分かります。
もうすこし家臣たちの話があっても良かったかなと思いますが、小さな藩なので文献が少ないのでしょう。

奇妙な大名の歴史を知りたいひとのために!
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