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第60期王位戦第4局(豊島将之王位VS木村一基九段) [将棋]

豊島王位の2勝1敗で迎えた第4局です。

【王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

幼い頃の豊島王位の才能にほれ込み、熱心に指導したのは土井春左右指導棋士七段です。豊島王位の師匠は桐山清澄九段ですが、豊島少年を推薦したのはもちろん土井春指導棋士です。なお、指導棋士の最高段位は七段なので、指導者として段位を極めたひとです。
土井春さんは83歳になりますが、いまも元気で、写真を拝見するととても温厚そうな人物に見えます。
少年にとって指導者の影響は大きいです。
豊島少年はよい指導者とめぐり合い、ここまで成長できたのかなと思います。
さあ、豊島王位は、土井春さんによい報告ができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/60/oui201908200101.html

ということで将棋です。
先手木村一九段が選択下のは相掛かりでした。
後手は左銀を前進させ、遠見を角を放って積極的に攻めます。
豊島王位は先に成銀、馬を作りますが、ここからが受けの木村の本領発揮です。
馬を消し、桂得に成功した先手好調ですが、ここからが長かった。
木村一九段はじっくりと優位を拡大する方針を決めると、B面攻撃から豊島陣を破り、あとは焦らず駒得を重ねます。、
豊島王位は入玉を目指し始めるとこれを黙認し、点数勝負に徹します。
ひたすら将棋は続き283手にまで至りますが、点数が足りないことがはっきりした豊島王位がついに投了しました。
これで2勝2敗のタイとなり、改めて3番勝負となります。

第5局は8月27日(火)から28(水)日にかけて、徳島県徳島市の「渭水苑」で行われます!
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【書評】大倉祟裕『樹海警察』 [書評]

笑いありのミステリです。


樹海警察 (ハルキ文庫)

樹海警察 (ハルキ文庫)

  • 作者: 大倉崇裕
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 文庫



樹海を管轄する地域特別課に、何も知らずに新任の警部補が配置されます。
警部補は堅物で、まったく空気が読めません。
この空気の読めない警部補と、まったく自由な部下たちがハチャメチャを繰り広げながら事件を解決していきます。
とにかく、この設定だけで面白いです。
連作短編形式で、ラストがやや甘いかもしれませんが、とても楽しめました。
隠れた名作だと思います。

少し変わった警察物を読みたいひとのために!
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【公募情報】第6回朝礼川柳 [ぼくの公募状況]

朝礼は永遠なり、なのかな?

【主催者HP】
https://senryu.chourei.jp/topics/769

まったく知りませんでしたが、10月10日は朝礼の日だそうです。
一般社団法人日本記念日協会からも認定済みだそうですが、そもそも日本記念日協会がかなり謎な団体です。
日本には不思議な団体がたくさんあるんだなあと感じました。
昨年は5000句を超える応募があった人気公募です。
締切りは9月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :朝礼
大  賞:3万円
応募締切:令和元年9月30日
応募方法:はがき

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第4回YAMADAチャレンジ杯決勝 [将棋]

男女同時に準決勝、決勝が行われます。

【主催者HP】
https://www.yamada-denki.jp/information/190525/

出場資格は「五段以下でプロ入り15年未満の棋士(タイトル戦未出場)、アマチュア選抜1名」ですので、本当に若手限定の棋戦です。
持ち時間20分チェスロック使用なので、公式戦ではNHK杯戦の次に時間の短いスプリント勝負です。
ヤマダ電気は子供将棋教室を開催するなど、将棋界への貢献が大きいです。まだ4回目ですが、お客さんが多く集まれば5回、6回と続いていくと思います。
今回も大盤解説に佐藤康光会長、森内俊之九段、山口恵梨子女流ニ段と人気の高い棋士をそろえていますので、お近くにお住まいの将棋ファンはぜひとも出かけてみてください。

ということで、将棋です。

【決  勝】門倉啓太五段VS井出隼平四段
https://www.youtube.com/watch?v=vP38IjM_97s
両者とも振飛車党ですが、先手井出四段の三間飛車に後手門倉五段の居飛車穴熊の対抗形となりました。
序盤は井出四段が積極的に動き、先手の模様が良くなります。
しかし、ここから具体的な戦果を上げるのが難しいですが、穴熊を恐れず井出四段はお互いに飛車をなりこむ順を選びます。
最終番まで優勢を維持しますが、最後の最後で後手玉を逃してしまいました。
棚ぼた的ですが、後手門倉五段が128手まで勝利し、棋戦初優勝を飾りました。
門倉五段おめでとうございます!


【女流決勝】伊奈川愛菓女流初段VS山根ことみ女流初段
https://www.youtube.com/watch?v=LL68Lfsgj9E
お互いに初の棋戦優勝を目指します。
先手伊奈川女流初段の四枚穴熊にダイヤモンド美濃の対抗形となります。
伊奈川女流初段は桂損の攻めを敢行しますが、追い返されて形勢を損ねます。
その後、山根女流初段は4一に作ったと金を穴熊まで寄せることに成功し、ラストは大駒を叩ききっての収束です。
116手まで後手山根女流初段が勝利し、嬉しい棋戦初優勝です。
山根女流初段おめでとうございます!
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最近の日常【平成31年8月中旬】 [日常]

〔ヤドカリを取りにいった話〕
四男が自由研究でやどかりの引越しをするというので、ヤドカリを取りに行く。
海沿いの公園にいったら、そこら中にいてびっくりする。
カニとヤドカリだらけ。
ヤドカリを集めるのは簡単だけど、問題は引越し先となる空家の巻貝がないこと。
巻貝をひろってもひろっても、既にお住いの方がいらっしゃる。
海岸を歩き回り、ようやく2個ほど空家を見つける。
ヤドカリより空家探しに苦戦するとは、、

〔大阪まで旅行した話〕
子供たち4人を連れて大阪まで帰省というか旅行した。
元々、祖父が経営していた町工場が建っていた場所にある大阪の家はもうすぐ売却され、両親が千葉に戻ってくる予定なので、大阪行きは今年で最後になる。
子供のころから何度も来ていた場所なので、いざ無くなると思うと、やっぱり寂しい。
地元である母はもっと寂しいのだろうから、自分が寂しがってもしかたがないのだが。
最終日に少しひとりで散歩する。
さすがに何十年もたつと風景も変わりつつあるが、それでもこの地区はかなり昔の建物が残っている。
ふっと、祖父母の思い出が頭をよぎる。何気ない見慣れた風景を何枚か写真に収める。
子供たちは大阪の家をいつまで覚えているだろうか。
そんなことを、ふっと、考えました。
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【公募情報】第2回 カメオカネット文芸大賞作品 [公募情報]

新しい文芸賞です。

【主催者HP】
https://kameoka.net/kameokabungei

カメオカネットとは、京都府亀岡市の情報を提供するサイトです。
コンテンツを見るとグルメ、ショッピング、観光など、まさに地域密着型です。
その地域密着型サイトが、文芸作品を募集するとは驚きです。
テーマも不問なら制限枚数も不問。
まったく分からないことだらけですが、まだ新しい文学賞なので、受賞作が傾向を掴んでいくのだろうと思います。
制限売枚数は不問、応募締切は12月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:オールジャンル
テーマ :なし
賞  品:電子書籍出版権
制限枚数:不問
応募締切:令和元年12月31日
応募方法:インターネット
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飛車落ちの話 [将棋日誌(目標二段)]

定跡を調べるといろいろあるが、どうもピンとこない。

基本は右四間のようだが、上手頑強に抵抗し、一筋縄ではいかない。
仮に定跡の勉強をしたとしても、駒落ち専用の戦いになってしまい、平手に繋がらないというか。
いろいろ調べた結果、相振り飛車(上手の飛車はありませんが)が良さそうだとなって、相振り飛車系統を連採することにする。
分かりやすいのは向い飛車のようだ。上手はたいがいは角道を止めるので、堂々と向い飛車にすることができる。
将皇LV5を相手にしているが、飛車先交換からの単純棒銀でほぼ勝てる。
次は東大将棋6のマスターと対戦しよっと。
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【書評】石田和雄『棋士という生き方』 [書評]

将棋界の名伯楽、石田和雄が「棋士という生き方」を振りかえります。


棋士という生き方 (イースト新書Q)

棋士という生き方 (イースト新書Q)

  • 作者: 石田和雄
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 新書



石田和雄はA級4期、新人王戦戦優勝といった戦績はありますが、タイトル挑戦には届かなかった棋士です。
現役時代から柏将棋センターの運営を引き継ぎ、勝又清和を皮切りに佐々木勇気、高見奏地、門倉啓太、渡辺大夢など多くの棋士を育てました。三枚堂達也も師匠は違いますが、実質的には弟子のようなものです。
その石田和雄が、自分の棋士人生、昔の将棋界の裏話、柏将棋センターの話など、多岐にわたって語ります。
いちおう時系列ですが、内容がまとまっているわけではなく、エッセイ集のようなものです。
それだけに本音がでていて、面白いです。

棋士という不思議なひとたちを知りたいひとのために!
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第32期竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第1局(豊島将之名人VS木村一基九段) [将棋]

王位戦と並行しての10番勝負となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

タイトルを争う棋士同士だと、タイトル戦等の番勝負が平行して行われることがあります。
豊島名人と木村一九段も王位戦と並行して竜王戦挑戦者決定3番勝負が行われることになりましたが、豊島名人はタイトルホルダーですが、木村一九段はいまだに無冠です。
それどころか今年の勝ち負けは11勝8敗で勝ちまくってるわけでもありません。
それでも、重要な勝負はことごとく勝利し、ここまで勝ち上がってきました。
絶好調といっても良いと思います。
これだけ同じ棋士同士の対局が続くと、とっておきの作戦を隠しあうという駆け引きがみられるかもしれません。
王位戦第3局では豊島名人は意表の矢倉を採用しました。
さあ、竜王戦ではどのような作戦がみられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/32/ryuou201908130101.html

ということで、将棋です。
先手は木村一九段で、相掛かりとなりました。
ここで最初に用意の作戦を出したのは木村一九段でした。
8七歩が見えている中での7七桂です。
これはすぐに角金と飛車の交換となる変化がありますが、その変化でも勝てるという研究がないとできない手です。
ところが豊島名人の研究範囲だったのか、その手順に豊島名人はまっすぐに突っ込んできます。
木村一九段が飛車を二枚かさね、豊島名人が手にした金と角を投入して守る。
が、次の1手で研究の差がでた気がします。
37手目に9六歩と後手陣の弱点である端角の頭を攻める準備をしますが、その歩が届く前に豊島名人が攻勢にでて、あっというまに勝勢となります。
最後は後手陣はほぼ手付かずなのに先手陣は崩壊という大差の将棋となりました。
82手まで豊島名人が先勝として、竜王挑戦に大きく近づきました。
第2局は8月23日(金)に、東京・将棋会館で行われます!
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【公募情報】禁煙・無煙・受動喫煙防止標語募集 [公募情報]

受動喫煙防止を訴える標語募集です。

【主催者HP】
https://notobacco.jp/cf/logomarkcontest2019.htm

屋内原則禁煙の改正健康増進法や受動喫煙防止条例(東京都、大阪府)が、2019年7月から学校・病院・行政機関など第一種施設で施行され、2020年4月からはその他の第二種施設で全面施行されます。
標語の募集とありますが、川柳、漢字熟語、造語までOKのようなので、範囲は広いです。
「明るくわかりやすい作品」とあるので、暗い標語はNGであることに注意してください。
応募締切は9月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:標語、川柳、漢字熟語、造語
テーマ :受動喫煙防止
最優秀賞:2万円
応募締切:令和元年9月30日
応募方法:メール?

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