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【書評】ディートロフ・ライヒエ『フレディ2~世界でいちばんねらわれたハムスター~』 [書評]

読み書きできるハムスター、フレディが凶悪な研究者に狙われます。


フレディ〈2〉世界でいちばんねらわれたハムスター (旺文社創作児童文学)

フレディ〈2〉世界でいちばんねらわれたハムスター (旺文社創作児童文学)

  • 作者: ディートロフ ライヒェ
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本



フレディは自分の書いた物語をインターネットに公開したことで、ハムスターの知能を研究している研究者に目を付けられます。
彼に襲われそうになったところで仲間とともに間一髪逃げ出しますが、仲間を人質に取られてしまい、自ら研究者のゲージに入っていきます。
最大の危機を迎えたフレディに助けはくるのか……という話です。
原書はドイツ語です。翻訳は佐々木田鶴子ですが、彼女の翻訳が素晴らしく、翻訳時にありがちな不自然な記述がまったくありません。
最初から日本語で書かれた作品のように、すらすらと読むことができます。
ストーリーは児童文学の基本を押さえ、仲間との友情や、仲間の奮起や、ユーモアや、冒険やが短い中に詰まっています。
本国で評判になったのもうなづけます。

楽しく本を読みたいひとのために!

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