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第67期王座戦挑戦者決定戦(豊島将之王位VS永瀬拓矢叡王) [将棋]

タイトルフォルダー同士の決定戦となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

豊島名人は棋聖戦で渡辺明二冠に失冠し、二冠に後退しました。
しかし王位戦では悲願の初タイトルを目指す将棋の強いおじさんこと木村一基九段相手に開幕局を完勝で飾り、調子落ちは見られません。
いま将棋界におけるレーティングで断トツの1位は渡辺三冠ですが、豊島名人は堂々たる2位につけています。
永瀬拓矢叡王も4位と高レーティングです。
ただ、5月末から渡辺明、羽生善治、菅井竜也等といったトッププロ同士の相手が続きやや調子を落としたようで、一時期は1900を越えていたレーティングも1800後半まで落ちました。順位戦でも3連敗と思わぬスタートです。
しかも今回の相手、豊島名人には連敗中と不利なデータばかりですが、不屈の闘志を持つ永瀬叡王です。
きっといい将棋を見せてくれるでしょう。
さあ、永瀬叡王は、挑戦者を決める大一番で、いままでの借りを返すことができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/67/ouza201907250101.html

先手番になったのは永瀬叡王です。
レベルが上がれば上がるほど、先手番の利は大きいです。
永瀬叡王は矢倉を採用し、後手豊島名人は矢倉模様から銀を前に繰り出して、雁木風に構えます。
先に仕掛けたのは先手で、3五歩から銀交換になります。
そこから豊島名人は金を3三に上げますが、生じた隙にすかず銀を打ち込まれ、桂香を捕られます。
その間に豊島名人が攻めなければおかしいのですが、目だった戦果が挙げられず、ここで差がついた気がします。
その後は手堅くいく永瀬流が炸裂し、125手まで永瀬叡王が完勝しました。
これで王座戦5番勝負への進出決定です。

第1局は9月2日(月)、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます!
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