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【書評】渡辺房男『インサイダー』 [書評]

大正期の株取引を舞台にしています。


インサイダー

インサイダー

  • 作者: 渡辺 房男
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/05/25
  • メディア: 単行本



冒頭こそ現代ですが、すぐに物語は大正時代の日本に飛びます。
当時の株取引には現代のような細かい規制がなく、インサイダーを疑われる取引があっても取り締まる法律がありませんでした。
主人公は警察官ですが、ある鶏卵店主が他殺を疑われる死に方をしたことから、株取引の闇に切り込んでいきます。
ラストはスッキリしませんが、ミステリ要素も満載で、なかなかの佳作だと思います。

大正時代の株取引を知りたいひとのために!
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