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【書評】矢部太郎『大家さんと僕』 [書評]

かなり話題になったほのぼの4こま漫画です。


大家さんと僕

大家さんと僕

  • 作者: 矢部 太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



売れない芸人、カラテカの矢部が八十代半ばの大家さんとの交流を描いた漫画です。
大家さんはお笑いなど知りません。
だから矢部の舞台を見に行って、矢部のギャグが滑っているのにも気がつかず、
「矢部さんだけシリアスな演技をしていました。さすがです」
などとトンチンカンな会話になります。
お笑い芸人なのに笑いが取れず、落ち込む矢部を癒す大家さんにほのぼのします。
話題になるだけはあると思います。

ほのぼのとした漫画を読みたいひとのために!
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【公募情報】第35回福島正実SF童話賞 [公募情報]

2年に一度の公募です。

【主催者HP】
https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n10464.html

SFを対象とする唯一の児童文学賞だと思われます。
デビューに繋がるとなればなおさら貴重です。
過去受賞作を読むと、SFというより藤子F不二雄が言う「(S)少し、(F)ふしぎ」がぴったりきます。
2年に1回の公募なので、チャンスを逃さないようにしてください。
制限枚数は50~60枚、応募締切は2019年9月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:児童文学(小3~4年生)
テーマ :広義のSF
最優秀賞:賞金20万円
制限枚数:原稿用紙50枚~60枚
応募方法:郵送
応募締切:2019年9月30日
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最近の日常【平成31年4月中旬】 [日常]

〔五男の小学校入学式にドラえもんが登場した話〕
淡々と式が進んでいたのだが、「6年生が新入生に踊りを送ります」とアナウンスがあって、いきなり顔面を殴られたような形をしたドラえもんが登場した。
普通、毎年同じような式をするのだが、4回目にして驚きのサプライズです。
なんだか、とっても微妙なドラえもんで、前が良く見えないのが動きにくそうで、扉から外にでるのもひとくろう。
鈴も、遠くてよく見えなかったけど、たぶん黄色いビーチボール。体は作れないので、何重かに服を着た上で最後に青い上下を身にまとっていました。
あの大きな頭は、たぶん、6年生が一生懸命作ったんだろうなあとか思いつつ。

〔ノートルダムの鐘〕
ノートルダムが焼け落ちた。
まさか防火のために文化遺産を鉄筋コンクリートに改造するわけにはいかないので、どうしても脆弱性がのこる。
そういう意味で、文化遺産を守る難しさを感じる。
それはそうと、かなり昔、男女混合の友人グループで映画『ノートダムの鐘』を見入ったことがある。
ミュージカル映画なのだが、ストーリーも音楽も素晴らしく、映画館を出てすぐに感動した話をしたのだが、さっそく女性陣から男性陣に向けて
「あんたたち半分以上寝ていたじゃん!」と突っ込まれた。
まあ、確かにその通りだったのですが、半分だけでも十分に感動したというか(汗)

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創作状況【4月中旬】 [ぼくの公募状況]

いろいろと楽になりました。

【サイトーメルマガ第135回の内容紹介】
◆創作に役に立つ書籍紹介(第14回)阿辻哲郎『タブーの漢字学』
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第48回)
◆公募情報数点
 今月は純粋に興味深い本を紹介します。
 メルマガ登録はこちらから。もちろん無料です!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【海外用SF】
悪戦苦闘しながら書き上げる。要望されたテーマがなかなか難しくて消化するのに手間を要してしまった。
かなり錆びついているのを実感したので、安定的に製作できるように脳内トレーニングを続けたい。

【TO-BE小説工房】
来月のテーマは「ブドウ」ということでワインを選択してみた。
ある有名な事件を題材としていますが、どう料理するかで悩んで1回書き直す。
が、書き直しが1回で済んだことに満足している自分がいます。
本業多忙のため、ここ数年まともに書いていなくて、完全にリハビリ中なのですが、こうしているのがなんとなく楽しいといいますか。

【星新一賞】
アイデアだけは溜まっているけど、さて、どれが良いのかよくわからず。
福島正実SF、北区内田康夫ミステリー文学賞の後に考えます。となると、だいぶ先になるなあと思いつつ。

【創元SF短編賞】
過去フォルダを見てみたら、最後まで書いたけどボツにした作品や、あらすじと作品の中間(草稿の手前みたいな感じ)とか、いろいろでてきた。
草稿の手前みたいな作品は削りに削って星新一賞に出せるかもしれない。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
倒叙式にしようと思っているのは何度か書いた。
過去アイデアで使えそうなネタを組み合わせるもの決まっているが、詳細はこれから考えます。

【福島正実SF童話賞】
冒頭のシーンから書き始める。最初は一人称にしていたけど、それだといろいろと技術的・辻褄的に難しい部分があり、三人称に切り替える。
それによって観察者の立場が不要となるのだが、やっぱりメインストーリーにアクセントをつけるためにサブストーリーとしての観察者が欲しい気がする。
福島正実SF童話賞は50枚~60枚と短いので、ちょっと考えて次のシーンに入ります。
たぶん次のシーンに入ったら最後まで一気なので。

【ゆきのまち幻想文学賞】
今年は落選したので、また来年です。しばらくお休み。

【ミステリーズ!】
そのうち書き溜めます。

【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530

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【書評】渡辺房男『日本銀行を創った男』 [書評]

日本銀行の創設者である松方正義の伝記です。


日本銀行を創った男―小説・松方正義

日本銀行を創った男―小説・松方正義

  • 作者: 渡辺 房男
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/05
  • メディア: 単行本



松方正義は明治元勲では地味な存在です。
幕末に志士として華々しく活躍したわけではなく、明治期における活躍も財政面に限られています。
しかし、その財政面で特筆べき業績を残し、元勲として重きを置くことになります。
明治初期、西南戦争の戦費のために紙幣が乱発され、深刻なインフレが進行していました。
当時の財政担当者である大隈重信は貨幣制度を創設した偉人ですが、インフレを抑えることに失敗し、憲法問題もあって失脚します。
後片付けを任されたのが松方正義です。
松方は極端な緊縮財政を引き、市井に溢れた紙幣を回収し、本位通貨である銀貨を蓄積することでインフレを抑えます。
その代償として極端な不況に陥り、暴動が発生する事態にまで陥ります。
デフレ政策を進めるために、日本銀行が設立されました。
財政のプロとしての矜持を感じます。

あまり知られていない明治の元勲、松方正義を知りたいひとのために!

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【書評】竹村道夫・吉岡隆『窃盗症~その理解と支援~』 [書評]

万引きをしなければならない病気についてです。


窃盗症 クレプトマニア

窃盗症 クレプトマニア

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央法規出版
  • 発売日: 2018/05/15
  • メディア: 単行本



窃盗症という病気があります。
深い理由もなく、窃盗をしてしまう心の病気です。
ギャンブル依存症の窃盗版と思ってくれるとイメージしやすいかもしれません。
本書では、本人、家族、司法、報道の各面からそれぞれ窃盗症について語っています。
読めば読むほど、不思議な病気だと思います。
それにしても、被害者方面からの語りが欲しかったなあとか思ったり。
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【公募情報】動物愛護の作文コンクール [公募情報]

50年以上も続いている歴史あるコンクールです。

【主催者HP】
https://www.jaws.or.jp/activity01/activity04/

主催者HPにはざっくりとしか書いていませんが、小学生、中学生です。
昨年度受賞作品を見ると、動物愛護ですからストレートに命を問う作品が目立ちますが、小学生部門の大賞は「人間は命をもらって生きている」という流行のテーマになっていました。
中学生部門の大賞は少し捻って、鳥類の卵や雛を持ち帰るのは違法であることを実例をともなって訴えていました。
大人向けのテーマだなと感じました。
制限枚数は原稿用紙4枚、応募締切は令和元年9月10日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:作文
テーマ :動物愛護
環境大臣賞:記念品
制限枚数:原稿用紙4枚以内
応募締切:令和元年9月10日
応募方法:郵送
その他:小学生、中学生限定

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第4期叡王戦第2局(高見泰地叡王VS永瀬拓矢七段) [将棋]

永瀬七段の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://www.eiou.jp/

高見叡王の師匠は石田和雄九段で、千葉県柏市に道場を構え多くの弟子を育てています。
石田九段が道場を受け持ったのはまだ現役バリバリのころだったと記憶しています。
そこから対局と経営との掛け持ちで苦労し、将棋にも影響があったはずですが、毎週の「つぶやき」を読むと後悔は一切していないようです。
石田和九段はA級4期の一流棋士ですが、タイトル戦まであと一歩手が届きませんでした。
そのタイトル戦の夢を高見泰地が叶え、さらにはタイトルを獲得しました。
その喜びはいかほどかと思います。
タイトル獲得の次の目標は防衛です。
さあ、高見叡王は師匠の前で男を見せることができるでしょうか!

【棋譜】
http://www.eiou.jp/kifu_player/20190413-1.html

ということで、将棋です。
将棋は横歩取りとなりましたが、先手高見叡王は流行の青野流を採用せず、ノーマル横歩取りとなります。
歩得に満足した先手は手数をかけて飛車を引き上げ、持久戦の構えです。
お互いに馬を作り、後手の馬を先手の馬で封じ込めたところまでは先手ペースだったと想います。
ところが、69手目の1六歩が問題だったようです。
後手の攻めを催促したのですが、馬銀交換の駒損の上に一手パスのような形となり、一気に形勢逆転です。
読みきったのか、永瀬七段は84手目に飛車をばっさり切り、先手玉を寄せにいきます。
金銀2枚が右辺に取り残されては、粘る手段も見当たりません。
最後のお願いのような桂馬打ちも、がっちり銀を投入して詰めろを掛けられながら受けられて万事窮すです。
98手まで永瀬七段が完勝となり、これで開幕2連勝となりました。
第3局 は5月4日 (土・祝)、持ち時間3時間、史跡料亭 花月で行われます!
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最近の日常【平成31年4月上旬】 [日常]

〔外壁塗装の話〕
順番を間違えたが、外壁塗装の話
うちの家も築10年が経過したので、外壁塗装を依頼することにした。
同時期に建築された周辺の住宅もボチボチ塗装を始めていて、うちはやや早めの感じ。
塗料にもいろいろな種類があり、何度も塗りなおすのが面倒なので30年持つという特殊な塗料を使用することにした。かなり厚手で、遮熱効果も高いらしい。
やや高いけど、ランニングコストと手間を考えたら悪くないかなあと。本当に宣伝とおりに持てばですが。
まあ、大手企業だし、建設物価にも掲載されているぐらいなあ、大外れはないだろうと。
ということで、発注してもう完成しました。
まあ、悪くはないがこれからどうなるかですね。けっこう高かったので。

〔外壁塗装のついでに屋根塗装〕
外壁塗装のついでに屋根も見てもらう。
写真で見た感じ、かなり色あせていて、角がやや取れて地肌が露出している箇所がある。
基本的に二重構造なので表面が劣化しても大丈夫は大丈夫なのだが、ついでに塗りなおすことにする。
耐用年数は15~20年ぐらいみたいだけど、まあ、そのくらい持てば十分かなあ。
あとは家の状態を見ながら、再度、塗りなおすかどうか決める感じかな。
とりあえず一度しっかりしておけば、かなり放置しても大丈夫だろう。
そんな安易な考えで。
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第77期名人戦第1局(佐藤天彦名人VS豊島将之二冠) [将棋]

ついに豊島二冠が名人戦の舞台に立ちます。

【中継サイト】
http://www.meijinsen.jp/

谷川十七世名人が豊島将之を「名人にならなければならない男」と評したのは有名な話です。
16歳でプロ入りして順調に出世しましたが、B級1組で手間取り、タイトル戦でも挑戦はしても跳ね返され、なかなか壁を突破できませんでした。
しかし昨年に羽生棋聖を破り初タイトルを獲得すると、その勢いで王位も獲得し、さらにA級順位戦でも堂々たる単独トップで挑戦を決めました。
豊島将之は若いと思われていても、もう28歳です。名人戦の途中で29歳になります。
タイトル獲得数を伸ばすには、もう足踏みは許されません。、
さあ、豊島二冠が名人に向けて一歩を踏み出せるでしょうか!

【棋譜】(ロック将棋さんからお借りしました)
https://6shogi.com/77meijinsen1/

ということで将棋です。
佐藤天名人の先手で始まりましたが、前例のある展開から突如として千日手となり翌日指し直しとなりました。
まるで佐藤天名人が後手番になるために指したような手順で、しかも持ち時間を2時間も多く消費しています。
もしかしたら新手を見て豊島二冠の研究を警戒したのかもしれません。
名人史に残るような珍事だと思います。

先後を入れ替えて再対局ですが、佐藤天名人の十八番ともいえる後手横歩取りとなりました。
最近は青野流が優秀で横歩取りは後手番が苦しいとの認識で一致していますが、佐藤天名人は果敢に切り込んでいきます。
飛車角総交換から佐藤天名人は歩をたらしますが、素直に謝った8八歩が豊島二冠の新手です。
佐藤天名人がゆっくりとした展開を志向したのに対し、豊島二冠はときおり自陣に手を加えながら積極的に攻めます。
こうなると、受け続ける後手が辛い展開です。
先手が歩の裏側に飛車を打ったのに対し、佐藤天名人は目一杯に2二角と受けます。
しかし、この一手で辛うじて保っていた均衡が崩れます。
同飛車から4四角が鋭く、ここからは豊島二冠の攻めが筋に入ります。そして73手まで豊島二冠が名人奪取に向けて幸先よく先勝しました。
終わってみれば、先手に危ない局面はない完勝だったと思います。

第2局は4月22・23日(月・火)に山口県萩市「松陰神社 立志殿」で行われます!
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