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【書評】渡辺房男『お金から見た幕末維新』 [書評]

円誕生の秘話が盛りだくさんです。


お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)

お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)

  • 作者: 渡辺房男
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/10/30
  • メディア: 新書



明治政府誕生から明治後半まで、経済的には混乱期でした。
とにかく明治政府には金がない。
ただでさえ建国時の費用がかかるのに、西南戦争まで発生して莫大な戦費がのしかかる。
やむなく紙札を刷って様々な費用に当てるわけですが、当然ながらインフレが発生する。
そんなこんなの悪戦苦闘が続きます。
通貨の制度が固まるまで、多種多様な紙幣が発行されたのですが、そうした江戸末期~明治中期までの歴史がぎゅっと凝縮されています。

日本における通貨の変遷を知りたいひとのために!

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