【書評】出口治明『戦前の大金持ち』 [書評]
有名無名を問わず、特徴のある大金持ちを紹介です。
本書では7人の大金持ちが登場します。
大阪府がすっぽり入るくらいの土地を持っていた土倉庄三郎、三代で築き上げた財産(600億とも)を10年間でほぼ使い切った薩摩治郎八、相場の神様山崎種二など多種多彩です。
自分が特に印象に残ったのは土倉庄三郎で、吉野杉で得た利益で自由民権運動を支援し、教育にも力を注ぎました。
本人が表にでることは決してなく、家業である林業にいそしみました。
その後の土倉家ですが、息子が様々な事業に手を出して失敗し、あっというまに没落してしまったそうです。
すでに隠居していた庄三郎は、その様子をどのような気持ちで見ていたのでしょうか。
戦前の金持ちを知りたいひとのために!
本書では7人の大金持ちが登場します。
大阪府がすっぽり入るくらいの土地を持っていた土倉庄三郎、三代で築き上げた財産(600億とも)を10年間でほぼ使い切った薩摩治郎八、相場の神様山崎種二など多種多彩です。
自分が特に印象に残ったのは土倉庄三郎で、吉野杉で得た利益で自由民権運動を支援し、教育にも力を注ぎました。
本人が表にでることは決してなく、家業である林業にいそしみました。
その後の土倉家ですが、息子が様々な事業に手を出して失敗し、あっというまに没落してしまったそうです。
すでに隠居していた庄三郎は、その様子をどのような気持ちで見ていたのでしょうか。
戦前の金持ちを知りたいひとのために!