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第31期竜王戦第5局(羽生善治竜王VS広瀬章人八段) [将棋]

羽生竜王の2勝2敗で迎えた第5局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

羽生竜王は、若手の頃「終盤は正解がある」という主旨の言葉を述べたことがあります。
特に詰むや詰まざるやは計算勝負で、基本的に読みの量や深さが上回る若手が有利です。
序盤・中盤は大局観もあるので、ベテランでも若手と互角に戦える余地があります。
最近の羽生竜王を見ていると、中盤では圧倒できても終盤にこけることが多いです。
年齢的に仕方がないのもあるのですが、序盤から時間を小刻みに使うスタイルであるため、終盤に時間が残らないというのも原因のひとつだと思います。
ただ、いままで序盤に時間を費やしてきたからこそ、大局観が磨かれ、若手トップ棋士と渡り合える棋力を維持してきたという面もあります。
勝負を取るのか、将来への投資を続けるのか、難しい部分があります。
さあ、本局の羽生竜王の時間の使い方はどうでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/31/ryuou201812040101.html

ということで将棋です。
先手羽生竜王は角換わりを避け、矢倉模様へ進みます。
もちろん広瀬八段は急戦含みの構えを見せますので、羽生竜王は金銀3枚で囲うことはなく、足早に動いていきます。
広瀬八段の8一飛車に羽生善治の放った2七角が好手で、ここから形勢は羽生有利に傾きます。
羽生竜王は決断良く指し進め、持ち時間でも1時間リードです。
二日目も角のラインを生かしては広瀬陣を攻め、さらには7二金と重いB面攻撃でリードを広げます。
とはいえ、相手はいま絶好調の広瀬八段です。中段玉で粘り、得意の終盤勝負に持ち込みます。
局面は羽生有利ですが焦点不明の戦いに持ち込み、相手のミスを誘います。
さすがの勝負術だと思います。
しかし、今日の羽生竜王は間違えませんでした。
最終盤の3四歩が決め手となり、苦しみながらも防衛まであと1勝となる3勝目を挙げました。

第6局は12月12日(水)、13日(木)に、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で指されます!
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