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【書評】チャールズ・ボズウェル『彼女たちはみな、若くして死んだ』 [書評]

傑作犯罪実話集です。


彼女たちはみな、若くして死んだ (創元推理文庫)

彼女たちはみな、若くして死んだ (創元推理文庫)

  • 作者: チャールズ・ボズウェル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/06/30
  • メディア: 文庫



本書が書かれたのは、1949年です。
扱われている犯罪は1891~1936と、半世紀どころか百年以上前の事件もあります。
切り裂きジャックが1888年と書けば、時代が想像しやすいかもしれません。
それでも、非常に面白い本です。
小さな証拠と丹念な聞き込みで犯人に迫っていく。
いまの基準からすれば違法捜査もあるかもしれませんが、人間心理は変わらないというか、現代にも十分通じる作品集です。
ミステリ要素満載の実話ばかりです。

実録物が好きなひとのために!

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