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第59期王位戦第1局(菅井竜也王位VS豊島将之八段) [将棋]

いま将棋界で一番強い男が菅井王位に挑戦です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

日本将棋連盟のサイトによると、平成生まれの棋士同士でタイトル戦が行われるのは初めてだそうです。
そもそも、平成生まれ初のタイトルホルダーが菅井王位なのですが、当然なのですが。
平成も今年で30年になります。
過去の大棋士たちはほとんど20代でタイトルを獲得しているので、いままで平成生まれのタイトルホルダーが登場しなかったこと自体が、おかしかったのかもしれません。
その理由は羽生世代と渡辺棋王の厚い壁を破れなかったからですが、ここにきて、一気に地盤変動がおきつつあります。
本シリーズは、何年か後に、新しい時代の幕開け、と言われるかもしれません。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/59/oui201807040101.html

ということで、将棋です。
菅井王位の選択は先手中飛車でした。
超速の銀が向かい合う形から、先手が5四歩と垂らして、この歩から戦いが始まります。
豊島八段は金を寄って将来的に歩を取る筋を見せると、菅井王位は4筋7筋の歩を突き捨てて本格的な戦いが始まります。
先手は駒損ながら攻めが繋がり、後手は金銀がバラバラと、戦いが進めば先手が指しやすくなっていきます。
豊島八段も二枚角で反撃しますが、先に食いついている分だけ菅井王位がリードを保っていました。
後手も溜めた小駒で一気に反撃しますが、菅井王位はただのところに銀を打ったり、飛車を見捨てたりして、後手を上回る速度で迫ります。
最後は後手玉を即詰みに討ち取り、王位防衛に向けて幸先のよい先勝を挙げることができました。
第2局は7月24、25日(火、水)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます!
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