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第89期ヒューリック杯棋聖戦第3局(羽生善治棋聖VS豊島将之八段) [将棋]

羽生棋聖の1勝1敗で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kisei/

現在、羽生棋聖の発案で始まった第1期AbemaTVトーナメントが開催されています。
持ち時間は5分で、1手ごとに5秒加算という、チェスで用いられているフィッシャー式が採用されています。
これがまた、面白い。
1局20分程度、しかも局面がサクサク進むので、忙しい現代人でも一気に視聴することができます。
しかも3本勝負なので、1本見ると、ついつい2本目も見てしまう。
また短いだけにひねった曲線的な手が少なく、アマチュアにも狙いが理解しやすい指し手が多いように思います。
こうした”見る将”を意識した番組作りをこれからも進めていって欲しいと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/89/kisei201806300101.html

ということで、将棋です。
後手の羽生棋聖は袖飛車を採用します。
プロ間でも非常に珍しい作戦で、豊島八段も困惑するかと思いましたが、時間を使っているのは羽生棋聖で、苦しみながらの序盤という印象を持ちました。
戦いを起こしたのは羽生棋聖ですが、自然に対応した豊島八段が優位に立ちます。
いろいろと嫌味を付けていきますが、駒得した先手はその駒を自陣に打ち付けて厚く負けないように指します。
チャンスがあったのは107手目の局面だけだったようです。
竜で馬に当てられましたが、6五桂という反撃があったようです。
その局面を逃した後は、粘って最後まで嫌味を残しましたが、豊島八段が押し切りました。

これで豊島八段の2勝1敗となり、初タイトルまであと1勝となりました。
第4局は7月10日(火)に新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」で行われます!
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