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第59期王位戦白組プレーオフ(豊島将之八段VS澤田真吾六段) [将棋]

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

澤田真吾六段は森信雄門下です。
「名選手は名コーチに限らない」とは良く言われますが、森信雄七段は棋士としては平凡な成績しか残せませんでしたか、巣立った棋士たちの活躍は竜王1期の糸谷八段など数多くいます。
澤田六段も前期王位戦で挑戦者決定戦まで勝ち進みましたが、菅井現王位に敗れてタイトル挑戦はなりませんでした。
澤田六段が菅井王位に挑戦するには、白組プレーオフで豊島八段、挑戦者決定戦で羽生竜王と難敵相手に連勝が必要です。
さあ、澤田六段タイトル初挑戦の望みは繋がるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/59/oui201805300101.html

戦形は角換わりとなりますが、後手澤田六段は待機策を取ります。
4筋の歩をつかず、玉を左右に動かして先手の攻撃を待ちます。
豊島八段はやむを得ず桂損の攻撃にでますが、後手陣を乱してよい勝負です。
後手は駒得を楽しみに、先手玉に嫌味をつけつつ受ける展開です。
豊島八段は角切りから追い込みをかけますが、逆に渡した角で攻められます。澤田六段のタイトル初挑戦が近づきました。
澤田六段は桂馬を金でもぎ取ってもよかったようですが、逃げても余せると見て中段玉に命運をかけます。
ところが、ここで評価値が先手に触れます。
そして、94手目の7四銀打ちが痛恨の敗着となりました。
ここは怖くても7四玉と逃げていれば勝ちだったようです。
急死に一生を得た豊島八段が勝利し、挑戦者決定戦に進みました。
挑戦者決定戦は、6月4日(月)に羽生竜王と豊島八段で行われます!
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