【書評】東野圭吾『虚像の道化師』 [書評]
ガリレオシリーズ第7作です。
本作は原点に戻ったかのように、短編4作が収録されています。
そのうち『幻惑す』が初期のガリレオシリーズの色彩が強く、『演技る』はほとんど科学的な話はでてきません。
そういった意味で、振れ幅の大きな短編集です。
ぼくが一番気に入ったのは、『偽装る』です。
特殊な科学技術が使われているわけではありませんが、ちょっと気がつきにくい、ある有名な物理の法則が犯行を解くヒントになっています。
こうしたちょっとしたコネタを、作品にするのが本当に上手い作家だと思います。
ガリレオシリーズを改めて楽しみたいひとのために!
本作は原点に戻ったかのように、短編4作が収録されています。
そのうち『幻惑す』が初期のガリレオシリーズの色彩が強く、『演技る』はほとんど科学的な話はでてきません。
そういった意味で、振れ幅の大きな短編集です。
ぼくが一番気に入ったのは、『偽装る』です。
特殊な科学技術が使われているわけではありませんが、ちょっと気がつきにくい、ある有名な物理の法則が犯行を解くヒントになっています。
こうしたちょっとしたコネタを、作品にするのが本当に上手い作家だと思います。
ガリレオシリーズを改めて楽しみたいひとのために!