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【書評】東野圭吾『真夏の方程式』 [書評]

ガリレオシリーズ第6作です。


真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式 (文春文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: ペーパーバック



湯川がある企業からの依頼で海洋鉱物採掘の説明会に参加します。
そこでたまたま宿泊した民宿で、宿泊客が不慮の死をとげ……といった話です。
ガリレオシリーズらしく科学的な話もでてきますが、今回は完全に余興です。
主人公と少年との交流のために科学が使われ、事件自体は3段のどんでん返しで幕を閉じます。
サブストーリーも練られており、ミッドポイントを過ぎてからの収束もベテランの技を感じます。
技術で書かれた作品、といった印象です。

ガリレオシリーズのファンのために!

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