SSブログ

第3期叡王戦第1局(金井恒太六段VS高見泰地六段) [将棋]

34年振りの新タイトル戦です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/eiou/

いままでのタイトル戦は全て新聞社が主催していました。
新聞社はタイトル戦を主催する代わりに棋戦の独占掲載権を獲得し、その将棋欄が読者を呼び込むという時代がありました。
いまは文化後援の面が強いとは思いますが、将棋界は新聞社に支えられてきました。
叡王戦の主催社はドワンゴであり、インターネット動画配信事業を行っています。
インターネット配信と将棋との親和性は強く、対局が長時間であることや、時間を気にせずに放送できるため、電王戦は大きな話題となりました。
新たなるスポンサーを発掘すべく、本棋戦は将棋界が次のステージに進むための、第一歩だと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/3/eiou201804140101.html

ということで、将棋です。
金井六段の先手で、横歩取りとなりました。
序盤は先手ペースだった模様です。
桂馬を成り捨てて飛車を成り込み攻撃の基点を作ります。
後手高見六段は序盤に打った8五歩が重く、攻めが届きません。
優位だった金井六段は、一気に攻めあうべく、夕食休憩空けに2三歩成りと踏み込みます。
ところが攻め合ってみると後手が早く、金井六段はピンチに陥ります。また、途中の後手玉の早逃げも実戦的な好手でした。
高見六段の寄せも的確で、最後は王手龍を決められて金井六段は投了しました。
金井六段としたら悔しい敗戦だと思います。

第2局は4月28日に福岡県宗像市「宗像大社」で行われます!
nice!(3)  コメント(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー